アディダスがフィットネスアプリ「Runtastic」を2億3900万ドルで買収

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Image Credit: Paul Sawers / VentureBeat
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スポーツ業界大手のアディダスが、GPSを利用したフィットネストラッキングアプリを開発する欧州のモバイルフィットネススタートアップRuntasticを買収した。買収価格は2億2000万ユーロ(2億3900万ドル)になる。

Runtasticは2009年にオーストリアで設立され、過去5年にわたってデジタルフィットネスの領域での地位を築いてきた。主にGPS機能を用いたフィットネストラッキングアプリで知られ、非常に多くのダウンロードがされてきた。

Runtasticはいくつものハードウェアもローンチしてきた。GPSウォッチや自転車用のスマートフォン取り付け台、また数多くのニッチなアプリも開発してきた。割れた腹筋をつくるためのアプリ、自宅での筋トレ用アプリ、さらには睡眠を改善するためのアプリというのもある。さらに昨年末には仮想現実の領域に進出し、Oculus Rift用のフィットネスアプリもローンチさせた。

世界で1億4000万のダウンロード、7000万の登録ユーザー数を誇るにもかかわらず、同社はヨーロッパのスタートアップとして比較的地味な存在だった。とりわけ、ボストンに拠点を置き、同様にフィットネストラッキングアプリを開発するRunKeeperが注目を集めていた状況と比べると。

アディダスへ

数多くのユーザーを獲得したRuntasticは、アディダスのような企業にとっては魅力的な存在だったに違いない。ドイツの大手メディア企業であるAxel Springerは、2013年にRuntasticの株式50.1パーセントを取得している。残りの49.9パーセントは、4名のファウンダーと一人のエンジェル投資家が保有している。

今回の買収によって、Runtasticはアディダスに全面的に所有されることになるが、Runtasticの従業員はオーストリアとサンフランシスコのオフィスにそのまま残るという。ということはつまり、Runtasticはアディダスというブランドの闇に完全に飲み込まれ、二度とこの世に姿を見せなくなってしまうのだろうか。Runtasticによれば、そんなことはなく、アプリは少なくとも当面は現状のまま残るという。また、将来的にはいくつかの大きな改善も加えられるとのことだ。

「非常に多くのアイデア、プロダクト、最適化に私たちは取りかかっている最中でして、それらを近い将来に中断する予定はありません。引き続き、ユーザーがわくわくしていられるようにお約束します」と同社のCEO兼コファウンダー、Florian Gschwandtner氏は語った。

「ですが、両社で力を合わせることで、既存のコミュニティや将来のユーザーに対してユニークなプロダクト、特別な経験を提供できると強く信じています」と付け加えた。

アディダスは、ウェアラブルやアプリ、スポーツウェアなど数多くのデジタル製品を展開しているが、GPSフィットネス領域においてはナイキの方が注目を浴びている。つまり、Nike+だ。Runtasticが加わることで、今やアディダスもマーケットにおいてより大きな存在感を獲得した。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】