インドのモバイルコマース「LazyLad」が50万米ドルを調達、日本の投資家も参加

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via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
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LazyLadは顧客を近隣の小売店と結びつけるモバイルアプリで、プレシリーズAラウンドでシリコンバレーに本拠を置くベンチャーキャピタル投資家のJai Choi氏から50万米ドルを調達した。このラウンドには菅下清廣氏(日本で著名な金融専門家)とM&S Partnersの設立者でありディレクターの眞下弘和氏も参加した。

LazyLadはGHV Acceleratorでインキュベートされたスタートアップであり、調達した資金をインドにおける拡大とインドネシア、シンガポールやその他のアジアの発展途上国における拡大に充てるとのことだ。

Saurabh Singla氏、Paresh Goel氏、Ajay Sethi氏によって設立されたLazyLadは、小さな家族経営のお店に近隣コマースを促進するモバイルプラットフォームを提供している。それによって、顧客は近くにある6つの分野の小売店に直接アクセスできるようになる。6つの分野とは、パン・菓子類、花屋、青果、日用雑貨、精肉と魚介類、文具だ。アセットライトモデルに基づき、同アプリは地元近郊市場において中間業者を中抜きし、小売店が販売して顧客が購入するダイレクトプラットフォーム構築を支援するものだ。

同アプリは現段階ではグルガオン、チャンディーガルともう一つの都市で展開しており、現在Android上で8000ユーザと200の登録小売店があり、1日あたり1000件の注文を扱っている。同社は今後1年で、5万社の小売店の増加、50万ダウンロードと1日あたり8万件の注文への到達を目指している。

同アプリは以前はAndroidのみだったが、現在はiOSでも利用可能である。

「私たちは1日1200件の注文を扱うまでになっており、GHVから調達した10万米ドルを使い切ることなく1万ダウンロードに届こうとしています。今後の進展に菅下氏、Choi氏、眞下氏に参加していただき、期待に胸をふくらませています。これらの資金は製品向上のために活用する予定で、強力でスケーラブルかつアセットライトな技術を通じて顧客と結びつくことができるアプリとして、国内で知れ渡る存在になることを目指します」とSingla氏は語った。

「今後6~8ヶ月で、シリーズAラウンドで500万米ドル~1000万米ドルの調達を計画しています。すでに多くの関心を寄せて頂いており、300万米ドルもの投資を検討くださっている投資家もいます」と同氏は付け加えた。

【via e27】 @E27sg
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