Kodingが1000万米ドルを調達、クラウド型IDEの開発をさらに推進

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via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
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開発者がコードのライティングやデバッグをすぐに始めることができるクラウド型統合開発環境(IDE)を構築したスタートアップKodingが約1000万米ドルの資金を調達したことを本日発表した。

また、同社は開発ツールのカスタマイズされたスタックや、構築のためのコンピュートインフラストラクチャ、GitHubのような統合サービスや音声・ビデオによるチャットができる新サービスKoding for Teamsも発表した。

「5分以内でコードの最初の一行を書くことが可能になります」と、Kodingの共同設立者兼CEOのDevrim Yasar氏はVentureBeatのインタビューで語った。

Kodingが注目を集めている背景には、Cloud9やNitrous.ioなどのクラウド型統合開発環境の分野におけるスタートアップが登場している流れがある。だがKodingはその中でも抜きん出ている。Kodingは遠隔でのインタビューや、異なるタイムゾーンにいる従業員が互いのプログラムコードをトラブルシューティングすることを可能にする。というのも、Kodingは1人のセットアップに依存していないからである。全ては仮想マシン上で動いており、複数人が共同作業できるのだ。

また、開発者が好みのIDEを利用できないというわけでも、コードを書くにあたり好みのテキストエディタを利用できないわけでもない。ちゃんと利用できるのだ。「Sublimeを使って同時にコーディングできます」とYasar氏は語る。「行き詰まったときはブラウザに戻ってきて、コーディングについて他の人と共同作業すればよいのです。」

Kodingは、Ari Zilka氏がベンチャーパートナーとしてKhosla Venturesに4月に加わってから初めて投資を行った案件である。彼は元々HortonworksというHadoopを扱う企業でCPOおよびCTOを務めており、それ以前のキャリアでは、後の2011年にSoftware AGに買収されたTerracottaを設立している。

Zilka氏は、Kodingには100万以上の無料ユーザとその半数がアクティブユーザであることを知った時、衝撃を受けたという。ただ、その採用率の高さが示唆している成功よりも、Kodingが商用ソフトウェア開発におけるセッティングでどれだけ大きな助けになるかを確信し興奮したという。Zilka氏はその分野の専門家なのだ。

本当の魅力は、開発者がコードを書くのにかかる時間を短縮できるところにある。数ヶ月から数週間、そして数日へと短縮できるのは多くの企業が求めていることだ。

「全てのプラットフォームにまたがったコミュニケーションであり、コラボレーションであり、プロビジョニングです。」とZilka氏は語る。

Kodingに支払う用意のある顧客は既に20と見込まれているという。そしてまた、クラウドプロバイダであるAmazon Web ServicesやDigital Oceanなどとのパートナシップを結んでいる。

Above: Koding’s Devrim Yasar and Vinod Khosla. Image Credit: Koding
上: KodingのDevrim Yasar氏とVinod Khosla氏
Image Credit: Koding

Khosla Venturesの設立者であり、以前はSun Microsystemsの設立者でもあるVinod Khosla氏はZilka氏の見通しに確信を持っている。

「当たり前のようですが、もし私がビッグデータやクラウドの分野で大企業を設立した若い起業家なら、Ariはそのことについて話したでしょうね。」今年初めにZilka氏が初めて当ベンチャーキャピタル企業に参加した時点のVentureBeatのインタビューで、Khosla氏は語った。「私が求めているのは世界の技術の方向性が建設的に理解でき、なおかつつながりがあり、顧客の求めるものが何かしっかり理解できているような巨大な顧客ネットワークを持っている人物です。私から見れば、Ariはこの分野でビジネスを立ち上げようと望む起業家にとっては最大限に魅力的な人物となってくれています。」

Kodingについて言えば、クラウドコンピューティングをソフトウェア開発に適用することで、未来はこうあるべしとZilka氏が考えるプロダクトの誕生をもたらした。

Kodingはサンフランシスコを拠点に2012年に始まった。26人ほどが働いており、およそ1年で40から50人に増やす予定だ。

Khosla VenturesによるKodingへの投資は、500 Startups、Matrix Partners、RTP Venturesも参加する形で新たなラウンドに突入した。Kodingは現在までに2000万米ドルを調達している。

Kodingのブログ記事では、この新たな資金調達を元にした計画について詳細が説明されている。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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