サイクリング時に被るヘルメットは、運転者の頭部を守るためにとても重要なものだ。そんなヘルメットをスマートガジェット化するとどうなるのか?
その答えのひとつが、この「LIVALL」だろう。風防マイクとBluetoothスピーカーおよびLED、さらに3軸Gセンサーを搭載したこのスマートヘルメットは、Indiegogoにてたった10日間で目標額の5倍を達成するという、大変に注目度の高い製品だ。
LIVALLの持つ機能は大きく分けて4つある。ひとつは走行中の通話機能だ。連携したスマートフォンへの着信を、手元のリモコンとヘルメットで受け、走行しながらの通話が可能だ。また、その他の状況ではスマートフォンに入っている音楽を再生することも可能となっている。
2つ目はSOS発信機能だ。3軸Gセンサーが衝撃を感知すると、スマートフォンを通じて事前に設定してある緊急連作先へとSOSの連絡が届くようになっている。その際には、ヘルメットに搭載されたLEDも点滅し、自動で周囲にも助けを求めるようになっている。
3つ目はそのLEDによる視認性の向上と、ウインカー機能だ。暗い道であったとしても、ヘルメットに搭載されたLEDが前後左右に自身の存在を伝えてくれる。またリモコンを使うことでLEDをウインカーにすることができるため、都市部における右左折においても安全性を高めることができる。
最後に紹介するのが、ケイデンスセンサーを用いた活動量の記録だ。これにより、速度や走行距離、消費カロリーを計測することが出来、さらにオプションデバイスを使うことで、高度や心拍数の計測も可能となっている。
ちなみにリモコンからスマートフォンを操作することで、写真や動画を撮ることが出来るおまけ機能もついているそうだ。
サイズについてはMサイズとLサイズを用意。どちらかを選ぶこととなるようだ。
気になる出荷日と小売価格だが、ヘルメットとリモコン、ケイデンスセンサーの同梱されたベーシックパックが、277ドルで2015年10月出荷の予定となっている。
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