福岡拠点のMAISIN&CO.がエンジニア向けのコードの記録・共有サービス「BOOST」のβ版をリリース

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boost

福岡を拠点とするスタートアップMAISIN&CO.が、本日新たにプロダクトをリリースした。MAISIN&CO.がβ版としてリリースしたのは、エンジニア向けのコードの記録と共有を目的としたサービス「BOOST」だ。

MAISIN&CO.は、今年の3月に開催されたEdTech分野のアクセラレータプログラム「Slogan Viling Ventures」2期生のデモデイに登壇。その場でも、現在の考えに近いサービスのピッチを行っていた。その後、2015年7月に金額は非公開だが、BonAngels Pacemaker Fund、スローガン・コアント有限責任事業組合、Vilingベンチャーパートナーズから資金調達を実施している。

MAISIN&CO.のCEO 横溝一将氏がエンジニア100人ほどにヒアリングしていったところ、エンジニアはコードのメモを色々なツールに分散させていたことがわかってきた。この課題を解決するためにサービスの開発を行い、今回のβ版のリリースに至った。

「BOOST」は、モジュール毎のショートコードやスニペット、マークダウンファイルなど、エンジニアにとってGithubにアップするほどではないが保存しておきたいコードをクラウドに保存し、チーム内で共有するためのツール。Mac版のデスクトップアプリとして提供されており、コードの記録や検索をアプリ上から行う。

コードを投稿する画面の様子
コードを投稿する画面の様子
検索してコードを呼び出す様子
検索してコードを呼び出す様子
チームメンバーにコードを共有する様子
チームメンバーにコードを共有する様子

「BOOST」は個人での利用は無料だが、チームでの利用に課金していくことを検討しているという。グループに追加する人数ごとにプランを変えていくことを考えており、将来的には企業単位で導入してもらうことを視野に入れている。リリース後は、リアルタイムでの反映やチーム機能の強化、サービス自体のオープンソース化に力を入れていくそうだ。

元々、このサービスは、横溝氏がMAISIN&CO.のCTO Junyoung Choi氏との技術の差を埋めるにはどうしたらいいか、というところから始まっている。「プログラミングをなくしたい」と語る横溝氏が生み出したプロダクトが、どのような反応を得られるのか気になるところだ。



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