手中の1羽はやぶの中の2羽に値するなど、起業家であることをより良く理解するための7つのメタファー

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<Pick Up> 7 Metaphors to help understand being an entrepreneur

Entrepreneurの記事をピックアップしてみました。ミシガン州のリベラル・アーツの大学Hope College(ホープ大学)の教授による寄稿記事です。起業家とは何たるかを、一般的に知られるメタファーで紹介しています。

1. “Choose the bird in your hand.”

日本語では、「手中の1羽はやぶの中の2羽に値する」。ベテラン起業家は、環境や人々を分析して立てた仮説に基づいて、起業の機会を選ぶわけではない。むしろ、自分の経験や困りごとが基になっていることが多い。

記事の中で教授が挙げた例は、「Ring Cam」というプロダクト。卒業と同時に彼女と結婚したいと考えていた工学専攻の大学生。プロポーズした瞬間の彼女の表情を押さえるには、フォログラファーを雇って隠し撮りを依頼しなくてはいけない。でもそれは面倒。そこで、Ring Camというカメラと録画機能を搭載したリング用の箱を開発し、開けた瞬間の彼女の表情が上手く捉えられるようにした。身近なニーズから生まれたソリューションだった。

2. “Get the right people on the bus.”

日本語にすると、「適切な人を選んでバスに乗せろ」というところ。起業家にとって大切なのは、「WHAT」より「WHO」であると。起業家としての知識や価値観、スキルは後からでも修得できるもの。つまり、本気で起業家になりたければ、誰でもなることができる。でも、世界を見る視点や価値観といったものは、人に寄って異なる。自分のパッションを共有できる相手と仕事をすることが大切。

3. “Get out of the building.”

「ビルの外に出よ」。多くの人にとって難しいのは、計画することを止めて実行すること。特に、起業家にとって最大のチャレンジは、見込みがある顧客・サプライヤー・投資家などと話すことだとか。一方のベテラン起業家は、すぐに顧客とのコミュニケーションに着手し、パートナーシップなどの契約に持ち込むまでの時間が短い。ビルの中、つまりアイディアで留まった状態に長くいるより、人に試してもらった方がフィードバックを早く得ることができる。

via. Entrepreneur

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