アメリカとアジア5ヶ国のビザ申請がネットで行える「テレボーダー」、サンフランを中心に約100社が活用

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クラウドビザ申請サービス「テレボーダー」
クラウドビザ申請サービス「テレボーダー」

世界はボーダーレスになりつつあります。情報の受発信はもちろんのこと、特にエンジニアやデザイナーなど手に職のある人たちにとって、言語の壁を乗り越える覚悟さえあれば、海外で働くことも十分現実的な選択肢になって来たのではないでしょうか。

ただ、そこに憚るのがビザ取得の壁。特に北米ではビザ取得が年々困難を増しています。大量の書類を準備し、上手くビザやグリーンカードなどが取れた場合でも、その更新時期などの管理が必要。優秀な人材を海外から受け入れるハードルは決して低くありません。

ビザ申請や更新などをダッシュボードで一元管理

テレボーダーのダッシュボード見本
テレボーダーのダッシュボード見本

そんな課題を抱える企業のグローバル人事を支援するのが、Teleborder社です。「全ての企業が世界中から従業員を雇えるように」というビジョンのもと、インターネット上でビザ申請やリロケーションなどのサポートが受けられるクラウドビザ申請サービス「テレボーダー」を展開しています。本日、日本企業へのサービス提供を開始し、年内には日本語版サービスをリリースすることを発表しました。

テレボーダーは、専用ページにあるダッシュボードに手続きに必要な資料をアップするだけで、ビザ取得などの手続きを迅速に進められるほか、各種ビザに関する専門家からオンライン上でサービスを受けることができます。また、グローバル社員の出入国管理などにも対応。面倒な資料チェックなどはテレボーダーが請け負うため、社員は大使館に面接に行くなどの最低限のアクションで手続きを進めることができます。

弁護士を雇って行う企業内転勤や駐在員向けビザの取得は、平均4,500〜5,500ドルの費用がかかるもの。テレボーダーを使えば、それが25%〜33%ほど安くなるとのこと。

JawboneやRakuten USAなどが活用

これまでに、駐在員260人の350におよぶビザやグリーンカードの発行を、99.8%の成功率で実現しています。サンフランシスコを中心に、Jawbone、Meta、Synackなど約100社が活用。例えば、Jawboneでは、テレボーダーを外部のイミグレーション部門のような感覚で使うことで人事のコスト削減にも繫がっています。

また今回、アメリカに加えて、アジア5ヶ国(日本、ベトナム、インドネシア、シンガポール)のビザ申請も対象に。例えば、日本人がインドネシアのビザ申請時にテレボーダーを使って申請するようなことが可能になりました。

サンフランシスコを拠点とする同社ですが、共同ファウンダーは全員アメリカ国外の出身。厄介なビザ取得などの手続きを自ら経験していることが、テレボーダーというソリューション誕生の背景にあります。

これまでに、Khosla Ventures、SV Frontier、Y Combinatorなどから出資を受け、日本からは2014年11月にリクルート子会社からも資金調達しているテレボーダー。今後、彼らが世界の人材流通をどれだけボーダーレスなものにしてくれるのか、期待して見守りたいと思います。