UberのフードデリバリーUberEATSがサンフランシスコで本格始動、加熱するフードデリバリー市場の今後

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<ピットアップ>UberEats Comes to San Francisco, Where Food Delivery Is Hot | Re/code

Uberの新しい展開の一つに、フードデリバリーへの参入があります。ニューヨークやシカゴで始まったUberEATSですが、ついにサンフランシスコでの本格展開がスタートしました。Uberのアプリ上で操作するだけでフードデリバリーが行えるこの仕組み、サンフランシスコにおいてはブルーボトルコーヒーやラーメンバーなどのお店の特別メニューをオーダーすることができます。

サンフランシスコといえば、いままさにフードデリバリーの強豪ひしめく地域でもあり、さまざまな企業がサンフランシスコ市内でフードデリバリーを展開しています。同時に、それだけのニーズと市場の可能性を感じさせるものだと言えます。

さて、ここで一つ考えてみたいのが、フードデリバリーの場合はいわば配送業であり、従来のUberのタクシー業とは違い、モノを運ぶということだけだ。そこにはUberドライバーのレーティングなどもあまり行われず、Uberドライバーはただモノを運ぶ運び屋的なポジションとも言えます。もちろん、Uberとしてはそこに移動距離や移動経路などのデータを蓄積したさまざまビジネスが考えられるが、ドライバーがタクシーではなくフードデリバリーを行うだけのモチベーションがどこに出てくるのか、というのは考えるべきポイントかもしれません。

タクシーをやろうと思ったのに、毎日食べ物ばかり運んでる、みたいなことにもなりかねません。なので、Uberはフードデリバリーにおいては例えば宅配業者などとの提携といった新しい展開を見せる必要がでてくるかもしれません。このあたりの、新しいビジネス展開のさいのアライアンスなども事業を考える上で必要なものと言えるでしょう。

今回のサンフランシスコを踏まえて、すでにニューヨーク、シカゴ、バルセロナ、トロントなどの各地で広がっています。今後の広がりにも注目です。

via Re/Code

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