データを地図上で視覚化するツール「CartoDB」が新たに2300万ドルを調達

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自らのデータを地図に取り込み視覚化できるツールを開発する「CartoDB」がシリーズBラウンドで2300万ドルを調達した。同社の9月10日付のブログ記事によれば、今回の調達ラウンドはAccel Partnersの主導によるもので、Salesforce Venturesや前回のラウンドでも出資したEarlybird Ventureも参加している。これまで、調達した額は合計で3100万ドルになる。

2011年に二人のスペイン人ファウンダーがローンチして以来、CartoDBはインサイトやストーリーをより分かりやすく伝えられるように、データを地図に取り込み表示するツールを開発してきた。これまでのアップデートでは、統計学の知識がないユーザーでも簡単に地図を作れること、また企業やメディア、教育機関など幅広い分野のユーザーにリーチするべく事業展開に取り組んできた。

ブログによれば、今回調達した資金をベースに、市場拡大のために重要となる機能を増やしていくことに注力した製品開発、データサイエンスチームの強化、より多くの市場にリーチするためのマーケティング・セールスを強化していく予定とのこと。

「中小企業から大企業、科学者、ジャーナリストなど、データからインサイトを得たりそのデータをもとにストーリーを伝えたいと考えるすべての人にとって、簡単にデータにアクセスできるプロダクトを開発していきたい」と同社は述べている。

Los Angeles TimesがCartoDBを使用して作成した、ホームレスの人々がいる場所が示されたインタラクティブマップ
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The Migrants' Filesというプロジェクトが2013年8月に作成した、欧州に渡ろうと試みたが途中で亡くなった難民の数を表すマップ
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