本稿は、京都で開催中の B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto の取材の一部だ。
昨日から二日間に渡って開催されている招待制カンファレンス、「B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto」で取材を続けている。IT系を中心に企業幹部が集まるオフサイトでの勉強会で、会場の各所で商談や近況報告などの声が聞こえてきており、昨晩のミートアップ・パーティーでは多くの人たちが京都の夜を堪能した模様だ。(大量にfacebookに写真が上がっていた)
さて、本誌はカンファレンスのセッション以外にも独自の取材を続けているのだが、また今回も一人、京都にて近況を報告したいとあるスタートアップがやってきてくれた。
生活関連サービスのマーケットプレイス「くらしのマーケット」を運営する、みんなのマーケット代表取締役、浜野勇介氏だ。

実は浜野氏は昨年の年末も、京都で開催されていた別の招待制カンファレンスで、たまたま京都に来ていたところを取材し、その成長ぶりを教えてくれていた。今回もあるグラフを持参し、そこからの伸びについて説明をしてくれた。(以下、浜野氏へのインタビュー。太字の質問はすべて筆者)
浜野さんは今回「も」、京都にはたまたま?
はい。丁度、またある会合があってこちらに来てました。
くらしのマーケットは前回(2014年12月)に取材した際、年内には登録事業者数が2000件を突破すると言われてました。今の状況は?
宣言通り突破しました。今年は年内に7000社を見込んでいます。
売上げなどの数字も成長してるとか
2014年12月に取材してもらった際、20カ月で260倍になったとお伝えしたんですが、そこから実は一旦少し落ち込んで、その後、また倍に成長しました。なので、結果的にまた成長してます。

要因は?
やっぱりよくわからないんですよね…。
なるほど。ちなみに流通総額は全体でどれぐらいの規模になったのですか?
やはり今回も流通額は開示できないんですが、引き続きくらしのマーケット経由で数百万円を稼いでいる出店者も多くいらっしゃいます。
ちなみにどういった事業者さんが多いですか?やはりこういう成長ぶりだと、単価の高いお仕事が多くなりそうなんですが。
そういった傾向はないです。家事代行やハウスクリーニング、そして家の修理まで、業種や単価も様々です。
またこのままいくと、更に倍、もしかしたらもっと流通額が増えるかもしれません。資金調達などで一気に大きくなることは考えないんですか?
お金をかけて一気に伸びるモデルではないと考えているので、今いる出店者やユーザーの方々に向き合って、とにかく地道にコツコツとやっていきたいと考えています。
前回の取材で「成長の秘密を聞いた」というタイトルにも関わらず、秘密がない、という指摘を一部読者からいただいたので、成長の秘密がどこにあるか、教えていただきたいのですが。
いや、それ私がタイトルつけたわけじゃないです…。
ありがとうございました。
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