昨日から二日間に渡って開催されている招待制カンファレンス、「B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto」で取材を続けている。IT系を中心に企業幹部が集まるオフサイトでの勉強会で、会場の各所で商談や近況報告などの声が聞こえてきており、昨晩のミートアップ・パーティーでは多くの人たちが京都の夜を堪能した模様だ。(大量にfacebookに写真が上がっていた)
Shakr はテンプレートを使って簡単に商品紹介/人物紹介のプロモーション・ビデオが作成できるプラットフォーム。クラウドソーシング的にテンプレートを作成するデザイナーを有し、デザイナーにはレベニューシェアでテンプレートの作成料が支払われるしくみだ。ユーザは10分ほどでビデオを作成でき、作成は無料だがダウンロードにあたり50ドル支払う必要がある。Yahoo! ビデオクリエイターは、Shakr Media が日本市場向けにサービスをOEM提供するもので、料金は1クリップダウンロードにつき5,400円となっており、現在の為替レートを勘案すると本家より若干安い。
Tech in Asia 2016 の Arena でピッチする、Shakr の CEO David Lee
動画および動画メディアというコンテキストでは、ヤフーは今年5月、動画クラウドソーシングの Viibar に7億円を出資し、共同で動画広告事業を展開することを明らかにしている。今冬にローンチを控える BuzzFeed Japan もこれらのリソースが積極的に活用されることだろう。ヤフーが考える動画を使ったマーケティング戦略については、Harvard Business Review に同社執行役員の荒波修氏のインタビューが掲載されているので、こちらを参考にするとよいだろう。
本稿は、京都で開催中の B Dash Camp 2015 Fall in Kyoto の取材の一部だ。 スマートデバイスで家庭教師の個別指導が受けられるサービス「mana.bo」を提供するマナボは9月18日、東大家庭教師の会を運営するトモノカイとの業務提携を発表する。これにより、トモノカイが有する塾・家庭講師ネットワーク7万人のリソースをmana.boの講師として供給する準備が整ったとしている。 …
マナボは先日のTech in Asiaでのスタートアップアリーナでも優勝するなど、技術力は高い。これまでに同社では2013年にサイバーエージェント・ベンチャーズから3800万円、2014年にベネッセホールディングスなどから3.3億円の資金調達を実施している。三橋氏の話では次の調達についても動いており、現在候補との交渉を開始しているということだった。