コーディングのライブストリーミングという分野がアツくなりはじめていることを、先日のVentureBeatの記事でもお伝えした。さて、その記事の中でも紹介した「Livecoding.TV」が新しくプログラマーの「採用機能」を追加した。
同社のブログ記事によれば、今年2月のローンチ以降、コーディングをライブストリーミングする「ストリーマー」に仕事を依頼するにはどうすればいいのかという問い合わせが多くあったそうだ。こうしたリクエストを受けて、個々のストリーマーに仕事の依頼をできる機能を追加。ストーミング画面の下ある「Hire Me」ボタンを押すと、ストリーマーの対応言語と1時間毎のレートが表示されて、手続きを進めることできる。その後は、PayPalやクレジットカードで決済することが可能だ。
個人間でプログラマーを雇いたいときには、これまでもElanceやGuruなどいくつかのオンラインサービスはあった。だが、Livecoding.TVはさらにソーシャルな機能が付いている。実際にプログラマーのライブコーディングを見たり、チャットで本人とやりとりをした上での契約になることを考えると、よりプログラマーコミュニティに特化したものとして活用されそうだ。特に、コーディングの知識をある程度有する人や学習者が開発や勉強に行き詰ったときに、経験豊富なプログラマーから教えを請いたいときなどに活用するといった利用シーンも思い浮かぶ。
公式ブログ記事によれば、Livecoding.TVは2015年の2月にローンチして以降、194カ国の8万6000の登録ユーザーと5万5000の非登録ユーザーを獲得しているとのこと。彼らはY CombinatorとベルリンのアクセラレータプログラムEuropean Pioneersから支援を受けている。
このライブコーディングという領域が今後どのように発展していくか、楽しみだ。
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