通常の5倍の早さで身体を冷却してパフォーマンスを上げる、手のひら冷却装置「RTX」

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RTX

人の体温とそのパフォーマンスについては密接に関係があるんだとか。

「ウォーミングアップ」という言葉があるように運動による適度な体温上昇はその運動パフォーマンスを高める一方、過度に体温が上がり過ぎてしまうと逆にパフォーマンスが低下してしまう。

この、上がりすぎた体温を効率よく体の内側から下げてくれる装置が、IndieGoGoに登場している「RTX」だ。

「RTX」は「Rapid Thermal Exchange」の略。血管が集中する手のひらを効率よく冷却することで、本来、人間に備わっている冷却機能の5倍の早さでクールダウンすることができるという。

RTX

使い方はシンプルで、本体の中に、氷、水を投入してキャップをする。

RTX

反対側に、真空チャンバーがあり、この中に片手を挿入して本体のスイッチを入れると冷却が開始される。
挿入した手のひらは、真空状態で血管が拡大され、血流が増加する。その血液が冷却されて身体に送りだされるため、身体の内側から効率よく冷却することができる、というしくみだ。

RTX

RTX利用時には、利用しなかった場合に比べた約5倍の早さで冷却されるそうだ。

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過度な体温上昇を防ぐため、RTX利用時は、使わない場合に比べて、行えるトレーニング回数も増加するのだという。効率よく冷却して運動パフォーマンスを上げることで、スポーツの成績を上げるだけでなく、ダイエットにも役に立ちそうだ。

すでに、NFLやNBAといったプロスポーツやスポーツ医学の現場においても、このRTXの技術が使われているという。

市販予定価格は399ドル。IndieGoGoのキャンペーンでは、249ドル+送料でRTX1台をプレオーダーすることができる。発送は2016年の1~3月頃となる見込みだ。

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