<9 Reasons why it sucks working for a startup>
次世代のロックスターのような存在として祭られる起業家。昨今では、その事業が成功すると、まるでアイドルのように注目される。そのロケットに一緒に乗ることができたチームメンバーは、火星にマンションを建てることができるかもしれない。でも、ロケットになることができるスタートアップなんてほんの一握り。
昨日のピックアップ記事の反響を受けて、Incの記事が取り上げる9つの点についてもう少し具体的に紹介してみました。
その才能に応じた給与は期待できない
就業時間というコンセプトが存在しないスタートアップ。その長時間労働の代わりに、そこそこ良い給与がもらえることを期待するかもしれない。また、北米全土でも最も物価が高いサンフランシスコで働くなら、それなりに暮らせるだけの給与がもらえるとも。
残念ながら違う。
スタートアップの給与が豆粒ほど小さくはないものの、会社が黒字化するまたはレイトステージの資金調達に成功するまでは、市場の平均を下回る給与を覚悟しておいた方がいい。利点は、エクイティ、将来の昇給、タダ飯などだ。
エクイティは紙切れ同然
スタートアップで働くことの利点の一つであるエクイティだが、会社が何者かになるまではエクイティに何の価値もないことを覚えておく必要がある。統計的には、ずっとただの紙切れであり続ける可能性の方が高い。
もう一点覚えておきたいのは、会社が軌道に乗った場合、持ち株は希薄化する。仮にパイのサイズが大きくなっても、君のスライスパイの大きさは変わらない。良いニュースは、株式が希薄化するような場合、会社の価値が上がっていることを意味すること。もし、ロケットに上手く乗れたのだとしたら、どんなに小さくとも、その持ち株は今より良い場所へのチケットとなる。
6〜12ヶ月先には店じまいの可能性大
定義上、スタートアップはハイリスクで高速成長な企業を意味する。多くの場合、成長は利益に取って代わる。スタートアップの大多数は外部からの資金に頼っており、つまりそこには「runway」(滑走路) がある。滑走路には、当然終わりがある。
最近資金調達をした、または調達していて収益を上げている健全な企業には、12〜18ヶ月分の滑走路がある。一般的なスタートアップの滑走路は、6〜12ヶ月分。そこに、ミスが入り込む余地はない。もし、雇用主が企業の価値提供を実証できなければ、従業員は減給または解雇されることを意味する。
資金が底をつくスタートアップはそこらじゅうにいる。
via. Inc
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