Y Combinator卒のアドテクツール「Tenjin」ーー最高のROIを出している広告キャンペーンを特定できる

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マーケター向けのツールは多数存在するが、ネックとなる問題はとにかく多くのアプリケーションが存在するという点だ。すべてを効率的に処理できて、しかもブランドに対して戦略の成功を約束するデータを提供する方法はあるのだろうか。本日ローンチした Tenjin はこうした問題を解決し、マーケターがより良いROIに到達できるように手助けすることを目的にしている(編集部注:原文掲載8月24日)。

2014年夏のY Combinatorのバッチに参加した Tenjinは、パフォーマンスマーケターが取り扱ってきたアナリティクスプラットフォームやアトリビューションパートナー、サーバーなどといった複数のサービスを扱う際に行ってきた工程を自動化するものだ。

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一般的にこうしたサービスから得たデータは、マーケターによってエクセルのスプレッドシートにまとめられて、ROI が見極められてきた。その工程は確かに複雑だが、Tenjinいわく同社のサービスはデータ入力と解析を自動化するだけでなく、キャンペーンの損益分析点も示すことができるようになるという。

これは、すべてのサービスを管理するための仲介プラットフォームではない。Tenjinはコンソリデーターだ。アドテクサービス全般にわたって、データに基づいたROIや90日間という期限内の対価解析、ユーザーのアプリ使用時間といった良い機能(かつよく使われる機能)を引き出して、それを一つのプラットフォームに統合する。さらに、実際のデータ(予測データではない)を使用してある一つのサービスからどれくらいの収益をうみだしているのかを示すこともできると同社は述べる。それによって、ユーザーは自分のお金がどのように使われているかを明確に把握することができる。

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Tenjinのコーファウンダー、Amir ManjiとChristopher Farmは、Tapjoyという企業でアプリの収益化とモバイル広告事業に取り組んでいたときに、こうしたマーケティングソリューションを思いついた。FarmがVentureBeatに語った内容によれば、Tapjoyのメンバーはパフォーマンスマーケティング解析を効率化するためのカスタマイズされたダッシュボードを開発したものの、実際にはそれを使っていなかったという。彼らは単にデータを引き出して、CSVファイルに乗せて、解析のために自分のシステムにインポートしていた。

この状況を見て、Farm と Manjiは一つのシンプルな目的を掲げてTenjinをスタートする。マーケターがより簡単に、複数の異なるアドテクサービスのROIを計算できるようにするという目的だ。

Tenjinは料金モデルをまだ正式に決めていないというが、これまでは各契約ベースで運用しているという。とはいえ、現在市場に出ている解析プロバイダーと同様に月ごとの料金を設定することも検討している。

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Tenjinのサービスは簡略化されたモデルを提供しているようなので、すべてのマーケターに適するわけではないかもしれない。もしマーケターの目的がROIの判断以上のものであれば、Tenjinは求めているものと違うかもしれない。また、同社はChartboost、Tapjoy、Supersonic、Google AdWords、YouTube、Flurry といった40のアドネットワークをサポートしているものの、Tenjinがサポートしていないサービスを別途使う必要があるかもしれない。最後に、さまざまなアドテクプラットフォームの一部の機能のみを使っているため、自分のニーズを満たすほど強力なツールではないと感じるマーケターもいるかもしれない。

だが、特定のキャンペーンにおいて本気で収益を上げたいと思っているマーケターにとっては、Tenjinが提供する機能は魅力的に見えるかもしれない。また、あなたが開発者であれば、収益がそれぞれどこから発生しているのかを追跡することは重要になるが、Tenjinはまさにその点に特化した機能を提供している。

TenjinはY CombinatorとLIfhtbankから支援を受けており、そのほか複数のエンジェル投資家も出資している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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