16Labが、指輪型ウエアラブルデバイス「OZON(オズオン)」の実機を披露

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


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日本のデバイスおよびソフトウェア製造会社である 16Lab は、明日(原文掲載日:10月6日)から始まる CEATEC に先立ち、同社の指輪型ウエアラブルコンピューティングデバイス「OZON」を公開した。このデバイスを使ったアプリの制作にあたっては、複数の企業と協業することを目指しており、初出荷は予約注文向けにデベロッパーキットとして販売される予定だ。

協業先の一つであるアルプス電気(東証:6770)は、自社ブースで OZON をドアの施錠・解錠ができる「仮想鍵」として紹介していた(パワーレンジャーで、メンバーがユニークな動きを見せていたのを思い出していほしい。ドアの前でこの動きをすることで、部屋の中に入れるようになるわけだ)。

昨年発表されたプロトタイプと比べると、30%スリムになり、電力消費量の極めて少ないデバイスに採用されるワイヤレス電源供給の機能が搭載された OZON は、極めて正確なジェスチャーコントローラーの機能を有しており、ユーザの動きを3次元方向で捕捉することができる。OZON には決済機能も備わっている。

OZON の内側はアレルギー反応を防ぐために人工チタンで作られており、デザインは CDO(Chief Design Officer)の田子學氏(MTDO)が担当した。6カ国以上に出荷されることになる。同社は、今後トヨタ自動車やヤマハのエンジニアも、アプリの開発に参加するだろうと発表している。

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