
リークされたAirbnbの内部データの数字から、同社の今年の宿泊予約件数は8000万件に達する見込みであるとロイター通信は伝えている。レポートは今年初めに投資銀行のPiper Jaffrayが行ったAirbnbの宿泊予約に関する評価を引用したもので、今年の宿泊予約件数は昨年の4000万件から6100万件にしか上昇しないという内容だった。しかし、その評価はあまりにも控えめだった。
もしリークされた数字が最終的に事実だったと仮定した場合、Airbnbは目覚ましい成長を遂げたことになるが、それよりも同社が常にアメリカの規制を受けてきたことが大きな驚きだ。ほんの一例だが、サンフランシスコで家をホテルとして利用することを制限する法案が提出された。そのような法案によってAirbnbの事業は確実に影響を受けることになるだろう。
注目すべき理由としてもう一つ、単純にAirbnbが巨大ビジネスへ成長したという点がある。
同社は評価額255億米ドルを誇る世界第3位のベンチャーキャピタル資本のスタートアップ企業だ。なお、現在はUberが500億米ドルを超える評価額でトップの座についているという。Airbnbは190ヶ国に渡る3万4000都市において150万の物件を擁し、アメリカ国外ではパリが特に有力なマーケットとなっている。
この報道に不確実な面があるとすれば、それは数字の出所が同社の匿名投資家であるらしいということだ。Airbnbの現在、また将来の業績に対する上向きの印象が与える恩恵を受けるのは彼らである。私たちは現在Airbnbへコメントを求めており、返答があり次第最新情報をお伝えする予定だが、公式発表を期待するのはまだ早いだろう。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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