Alibaba の YunOS 搭載、決済にフォーカスしたスマートウォッチ「Pay Watch」がリリース

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Image credit: Alibaba
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Apple Payがついに中国市場へ参入しようとしているところだが、中国のeコマース最大手Alibaba(阿里巴巴、決済関連会社のAnt Financial=螞蟻金融を通じて中国のモバイル決済セクターで支配的な企業でもある)は最近、深圳を拠点とするメーカーFiiSmartと提携し、決済にフォーカスしたスマートウォッチPay Watchをリリースした。

「FiiSmart(沃邦科技)によって設計・製造されたこの時計は、新しい『YunOS for Wear』(オペレーティングシステム)で動作し、Alipay決済その他の機能をサポートしています。最新テクノロジーの採用に熱心に取り組んでいる革新的な企業と提携して消費者に究極の便利さを提供できることを嬉しく思います」とAlibabaの広報担当者はコメントした。

この新しいガジェットは1.63インチのAMOLEDディスプレイを備え、4GB容量のデュアルコアCPUで動作する。 他の仕様としてはBluetooth、通常使用で45時間稼働する300mAhの内蔵バッテリー、マグネット充電がある。さらに注目すべきは、Pay WatchはAlibabaがカスタマイズしたAndroidシステムであるYunOSを備えた初めてのスマートウォッチであることだ。

その名の通り、Pay WatchはAnt Financialによる決済方法Alipayに対応できるモバイル決済機能に焦点を合わせている。この提携により、Pay WatchにはAlipayが確立してきた幅広いオフライン決済ネットワークが実質的にもたらされる。中国で最も人気のあるサードパーティー決済サービスとして、KFCのようなファーストフード店からCarrefourやWalmartのようなスーパーマーケットチェーンに至るまで、Alipay(支付宝)はおよそ13万のオフラインストアやレストランでの決済に対応している。

Image credit: Alibaba
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Alipayアプリのように、Pay Watchを身に付けた人はサイドボタンをダブルクリックして生成されるQRコードをスキャンして支払いができるようになる。インターネットに接続していなくても1秒以内に取引が完了できるという。

セキュリティはモバイル決済において不可欠な要素だ。埋め込まれた赤外線センサーにより、時計が身に付ける人の手首からいったん外されると、スクリーンはロックされる。

モバイル決済の他に、健康チェック、天気予報、スマートフォンからのプッシュ通知など平均的なスマートフォンの機能も付いている。

この製品はAlibabaのTaobaoクラウドファンディングプラットフォームでキャンペーンを開始した。4バージョンのPay Watchを提供し、実際に市場に出るときのクラウドファンディング価格は699元(109米ドル)か899元であった。

数多くひしめく中国のスマートハードウェアメーカーから抜きん出たいと思っているスマートウェアラブルにとって、モバイル決済は必須の機能になりつつある。Apple WatchMi Band(小米手環)はともにAlipayと提携した。北京のスタートアップにより開発された近距離無線通信(NFC)のスマートブレスレットであるShuashua(刷刷)もまた、スーパーマーケット、レストラン、映画館、病院、バスやタクシーでの決済をサポートしている。

【via Technode】 @technodechina
【原文】