
ビットコインのチャートが騒がしい。
ビットコインの総合情報サイト「Coindesk」のチャートによれば、ビットコインの価格は2015年に入ってからの最高値を更新し、一時333.75ドルに到達した。これに合わせて国内取引所coincheckの月間取引額も10日前にお伝えした4億円から「一気に倍の8億円から9億円に到達する見通し」(運営のレジュプレス取締役、大塚雄介氏)なのだという。

ビットコインの値動きについては下のチャートを見れば分かる通り、1000ドル近くの史上最高値を付けた2013年の暮れ以降、2014年2月頃のマウントゴックス事件で一気に値崩れを起こした。その後400ドルから600ドルのあたりを行ったり来たりしつつ、2014年暮れから2015年に入ってからは200ドルから300ドルあたりで安定しつつある状況だった。

取引をする側からするとこのジェットコースター感がたまらないのだろうが、一般的な取引商品としてはやはり怖さが伴う。そういう意味で、今のやや「落ち着いた」相場は魅力的に映る人もいるのだろう。私も周辺で少額の取引をしているという知人、友人を見かけるようになった。
ところでこの数日の値動きは何が原因なのだろうか?
大塚氏の話では理由の特定は難しいものの、中国マネーの流入が大きく予想され、またそこにドル円の値動きが重なった可能性がある、ということだった。さらに10月後半の話題として、EUの最高裁でビットコインの非課税が望ましいとの判決が出たそうで、この件ももしかしたら影響あるのかもしれないと指摘してくれている。
なお、取引については前回記事にも書いた通りリスクが伴う場合があるので、各取引所でのルールをしっかりチェックして欲しい。
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