Boomtrainが1200万米ドルを調達、eメールと通知の自動化プラットフォームを拡大へ

by Mark Sullivan Mark Sullivan on 2015.10.21

Above: Boomtrain’s co-founders Christian Monberg, President & CTO (left), and Nick Edwards, CEO, (right).
上: Boomtrain のコーファウンダー / プレジデント、CTOの Christian Monberg 氏(左)、CEO の Nick Edwards氏(右)

eメールおよび通知マーケティング自動化の企業、Boomtrainが再び資金調達を行った。今回はSierra Ventures、Cota Capital、Lerer Venturesから1200万米ドルだ。

Boomtrainは機械学習機能を使用し、企業からカスタマイズされたメールやアプリ通知を顧客に送信するサービスを提供している。同社は現在3億5000万ユーザおよび7兆3000億データポイントを有し、13億5000万メッセージをターゲットにしているという。

同社はこの新規資金をエンジニアの採用に充て、配信チャネルをeメール、モバイル、ウェブから拡大し、「全チャネルにまたがって全方位で使えるものとし、ユーザ体験の最適化」を目指すと述べている。

Boomtrainは現在CBS Interactive、The Guardian、Thrillist Media Groupを含め100社を超える顧客がおり、同社プラットフォームを利用している。例えば、CBS Interactiveは同社プラットフォームを利用して、ニュースレターの内容を様々な地域にいる個々の読者にあわせてカスタマイズしている。

Boomtrainは同社プラットフォームを利用する出版社とeコマースのクライアントは、クリックスルー率、ページビュー、サイト滞在時間と成約率などを含むエンゲージメントが通常「50%~100%」増加するとしている。

同社は2012年に設立され、Sierra Ventures、Cota Capital、Crosslink Capital、Lerer Venturesなど最大手ベンチャーキャピタル企業の支援を受けている。

上:休暇中の Boomtrain のチーム
上:休暇中の Boomtrain のチーム

「この実現にあたって私たちは2種類のデータを理解する必要があります」とBoomtrainのCEO兼共同設立者のNick Edwards氏は火曜日の電話インタビューでVentureBeatに話した。「まず、お客様が何を読んでいて、何をソーシャルで共有していて、何を買って、ソーシャルメディアで何についてコメントしているか、ということを理解する必要があるのです。」

Edwards氏は、もう1種類はクライアントの取り扱い製品に関するデータだという。例えば、Boomtrainがクライアントのマーケティング用コンテンツライブラリーを調査し、「コンテンツをセマンティック(意味論的)に読み込んでトピックモデルをカテゴライズする」ということがあるとEdwards氏は補足する。

そうすることで、同プラットフォームは個々の消費者についての知識を利用し、読み込んで解析したコンテンツの中から最も関連性の高いものを消費者に提供できるようになる。消費者とコンテンツに関するデータのほとんどはクライアント企業自身から提供される。

Boomtrainが消費者とコンテンツをマッチングするのに第3者のデータセットを利用することはない、とEdwards氏はいう。これはプライバシーに関する懸念があり、Boomtrainにおける「気味の悪い存在になるな」という行動原則の一部でもある。例えば、Boomtrainはユーザが昨年共有した何かの写真に関するFacebookのデータを使うことはない。しかし、クライアントの製品に関するユーザのコメントのデータを使うことはあり得る。

Edwards氏は「それは例えば行きつけのカフェに行ったら、バリスタが『本日のお飲み物はどれになさいますか?カプチーノ?それともラテ?』と聞くようなものです。バリスタが過去のオーダーのことを覚えていてくれるから嬉しい気分になりますよね。」

「しかし、バリスタが『今朝、寝室の窓越しに赤い水玉の下着を着ているのを見ました。だから、たぶん今日はカプチーノを飲みたい気分なんじゃないかと思いますが。』と言ったら不気味じゃないですか。」Edwards氏は、このような知識を第3者データになぞらえて説明した。

Boomtrainは2014年3月に200万米ドルの資金を調達するまでは、わずか4名の会社だった。その後同社は顧客と契約を交わし、雇用を始めた。今日、同スタートアップは利益の出る「企業レベル」の100顧客を有し、社員40名以上規模にまで成長している。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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