アメリカ・コロラド州ボルダーに本拠を置くアクセラレータ Unreasonable Institute は、社会課題を解決するビジネスや起業家を育成するアクセラレーション・プログラムを展開している。Unreasonable Institute は、世界のより多くの地域に social entrepreneurship(社会起業)の輪を広げようと、5日間の超短期間圧縮プログラム「Unreasonabl…
Samuel D. Goodman, Unreasonable Labs Japan Team Lead
アメリカ・コロラド州ボルダーに本拠を置くアクセラレータ Unreasonable Institute は、社会課題を解決するビジネスや起業家を育成するアクセラレーション・プログラムを展開している。Unreasonable Institute は、世界のより多くの地域に social entrepreneurship(社会起業)の輪を広げようと、5日間の超短期間圧縮プログラム「Unreasonable Labs」を提げて、世界8地域でメンタリングを行うツアーを行っている。
先週、17日〜25日にわたり同プログラムが東京に上陸、TECH LAB PAAK や Impact HUB Tokyo などを会場に、Accenture のチーフ・マーケティング・イノベータ加治慶光氏、グロービス・キャピタル・パートナーズのチーフ・ストラテジー・オフィサー高宮慎一氏、Google 元日本法人代表の村上憲郎氏、Google の次世代技術開発プロジェクト Google X の代表者である Tom Chi 氏らが、ビジネスモデルのバリデーションを中心としたメンタリングを行った。
東京でのツアー4日目となった24日、東京・代官山のデジタルガレージで Unreasonable Labs Japan のローンチイベントが開催され、パネル・セッションやメンタリングに参加した11チームによるピッチ・セッションが持たれた。イベントの冒頭には、Unreasonable Institute の 創業者でCEO の Daniel Epstein 氏が、連続起業家兼投資家で Mistletoe 代表の孫泰蔵氏とファイヤーサイドチャットを行った。
対談する Daniel Epstein 氏(右)と孫泰蔵氏
対談の中で Epstein 氏は、5日間という短期集中でプログラムを行う理由として、5日間であっても1年間であっても決して十分とは言えないが、プログラムを通じて、起業家のアイデアから生まれた火花を炎にする(spark to flame)に手助けをしたいと述べた。また、TED などの他の社会起業系の支援プログラムとの違いとして、職業創造やアイデアの共有ではなく、特に社会にインパクトを与えることにフォーカスしていることを強調した。