香港発 Lamplight、変化の激しいアジアのソーシャルメディアを分析

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アジアは世界で最もソーシャルメディアユーザ数の増加が著しい。そのため、この市場でうまくやっていくのは難しい。

ローカルなソーシャルメディアサイトが閉鎖されると、新たな巨大企業が登場してその場所を奪う。全く異なるメディアやフォーマットが使われていることも珍しくない。

商業目的で急成長するソーシャルメディアコミュニティに参入した企業にとって、この動きは1つの課題となっている。そして、それは香港を拠点とするスタートアップLamplight Analyticsが真っ向から取り組もうとしている課題でもある。

「中国ではWeibo(微博)とWeChat(微信用)、他の場所ではFacebookとTwitterが使われるという時代はとうに過ぎています。そもそも、そうした時代が本当にあったしての話ですが」とLamplightのCOOであるFergus Clark氏はTechnodeに語った。

「インドネシアはそのいい例です。ジャカルタはTwitterにとって世界的に最大の都市でありながら、Wechatのユーザベースは900%くらいで成長しつつあります。」

香港を拠点とするスタートアップLamplightは最近、VCファンドVectr Ventures主導のシード資金調達ラウンドで149万米ドルを調達した。他にも地元及び海外企業や個人投資家が参加したという。

Clarke氏と他の2人の共同設立者であるCEOのSam Olsen氏とCTOのNathan Pacey氏は、アジアにおいてソーシャルメディアの現状に上手く対処することに特化したツールが不足しているという現実を味わったあと、同社を2014年に設立した。現在、同社は15人のスタッフから成るチームによって運営されており、数えきれないほど多くの様々な国や地域のクライアントと協働している。

Lamplightは、新たに得た資金は特許技術やプラットフォームを動かす機械学習アルゴリズムの開発に割り当てられると述べた。

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アジア市場における複雑なソーシャルメディア分析に対処するため、言語、文化、地理、その他の要素から生まれたのがLamplightツールだ。今や同プラットフォームは英語、広東語、標準中国語、日本語、韓国語、マレー語、バハサ・インドネシア語など複数の言語をサポートしている。

「何よりもまず私たちは、その地域に拠点を置くこと無しにソーシャルメディアの動向を本当に理解できるとは考えていません。プラットフォーム、地域の言葉、ユーザの動向は徐々に変化します。そして、そこにいることによってのみこの変化に対応することができるのです。」

「私たちの技術は本質的に人の感情を理解する機械にあります。もちろんこれは、それぞれの言語特有の自然言語処理を用いて、ソーシャルメディアから意味を取り込むことからスタートします。しかし、これから数ヶ月をかけて、より進歩した追加機能もロールアウトしていくつもりです」

とClarke氏は言う。

「私たちはソーシャル広告やCRMプラットフォームを販売しようとしているわけではありませんので、他の競合他社とは異なります。マーケティングの最適化をサポートするために顧客のユーザ洞察やパフォーマンスの洞察をするのです。」

中国市場での計画に関しては「中国は非常に大切な市場ではありますが、私たちは地域ごとに顧客を支援しています」 とCkarke氏は言う。

世界的な市場調査・コンサルティング会社 MarketsAndMarketsの調査によれば、ソーシャルマーケティング分析セクターは年間35%で成長し、2019年までに少なくとも27億5000万米ドルの推定価値となり、市場サイズでは北アメリカについでアジアは第2位になると予測されている。

【via Technode】 @technodechina
【原文】