Airbnbの宿泊先で、その庭先の木に設置されたブランコに乗って男性が命を亡くしました。男性は家族で宿泊しており、息子であるZak Stoneさんが、その胸中をMediumのブログ記事で綴っています。
ホテルなどで宿泊することと比べて、Airbnbへの宿泊先の登録には審査などは設けられていません。サービス提供の責任は、完全に家の貸し手に委ねられている状態。規制や安全標準の基準などが不明瞭なことで、Airbnbを含むシェアリングエコノミー企業への信頼が揺らいでいると言えます。
今回の事件についてBusiness InsiderがAirbnbに連絡をしてみたところ、以下のような返答がきたとのこと。
「今回の一件に関しては非常にショックを受けており、心の奥底からご家族のことを想っています。これまでに、Airbnbを使って宿泊した人の数は6,000万人に及びます。その中で、今回のような事件は非常に稀で、このことは私たちの誇りです。すべての業界、コミュニティ、都市は常に安全の課題と隣り合わせの状態にあり、「完璧」は存在しません。だからこそ、私たちはそれを目指して精進しています。Airbnbのコミュニティを皆さんにとってより安全なものにできるよう、努力していきます」
安全性や信頼性の問題は、Airbnbに限られたものではありません。稀にではあるものの、Uberなどでも運転手による悪行が聞かれます。これらのシェアリングエコノミーサービスにおいて、いかに簡単にユーザー登録をして稼ぎ始めることができるかはユーザーエクスペリエンスとして大切。その一方で、オンデマンドサービスが普及すればするほど、安全性を確保していくのかという基本的な問題への解決が求められます。
via. Business Insider
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