睡眠時無呼吸症候群の治療に役立つ、管やマスクが不要な小型器具「Airing」

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睡眠時無呼吸症候群の治療のための小型器具「Airing」が開発中だ。クラウドファンディングサービスIndiegogoで支援を募集したところ、目標額を大幅に上回る100万ドルの調達に成功している。

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睡眠時無呼吸症候群の有効な治療法であるCPAP(Continuous Positive Airway Pressure)。気道に圧力をかけるために鼻に装着したマスクから空気を送りこむのが一般的であるが、この「Airing」は超小型でマスクや機器につながる管などが不要となっており、患者に対する負担が軽減されているのが特徴だ。

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鼻に装着するだけの非常に使いやすいデザインとなっている。また、従来のマスク型装置の場合、マスクの定期的な清掃が必要となるため、煩雑さによる装置の利用を断念する要因となっていたそうだが、Airingは一晩で使い切りとなっており、常にクリーンな状態を維持することができる。なお、装置はリサイクルすることができるとのこと。

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もともとはコンピュータの回路の熱制御に使われるマイクロブロアがAiringの装置内に組み込まれているため、空気を送るための管などが不要になっている。また、電池で動作するため配線も必要がないという。

空気を送る音などもしないため、隣で寝ているパートナーを起こす心配もないという。また、装置を装着することでいびきも解消されるとしている。

Indiegogoのキャンペーンでは12個で30ドルから入手可能となっている。

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