小型のニオイセンサーを開発中のアロマビットは11月19日、アジア圏のスタートアップ投資を担うイーストベンチャーズのマネージング・パートナー、衛藤バタラ氏をアドバイザーに招聘したことを発表した。また同社は同時にJTOWER代表取締役、田中敦史氏がメンターとして就任したことも発表している。
アロマビットの創業は2014年2月。「香りを可視化する」センサーの開発に成功したスタートアップで、同社のQCM(Quartz Crystal Modulator)型小型ニオイセンサーを利用すると、例えばコーヒーやカフェラテ、はちみつ入りラテなどの微妙な香りの違いをイメージとして表現してくれる。
同社代表取締役の黒木俊一郎氏の話では、食品関連や白物家電、自動車、香水業界、環境関連の事業者から引き合いがあるということで、食品に関しては現在人の鼻で管理しているようなチェック工程をこのセンサーによって代替することが期待されているということだった。
確かに、食品や飲料などの生産工程で(これは素人発想でテレビなどの番組で見たような情報だが)職人が生産品を嗅ぎ分けて仕上がりをチェックするような場面をみたことがある。これをセンサーが代替できれば客観的かつ永続的な品質が実現できるかもしれない。
今回アドバイザーに就任したバタラ氏は、イーストベンチャーズとして同社に対して出資も実施しているということだった。
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