米国ホリデーシーズンのオンラインショッピング、モバイル端末が史上初過半数になる予想

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Adobeによる最新の予測によると、ホリデーシーズンにおいてモバイルショッピングが占める割合がティッピングポイントを迎えるという。

Adobeは、米国のオンラインショッピングの過半数、51パーセントが史上初モバイル端末上でなされるであろうと述べている。データは Adobe Marketing Cloudから引用したものだ。

Adobeはまた、販売の約3分の1がモバイル端末上で処理されるであろうとも考えている。これはなかなか興味深い情報だ。なぜなら、これまで語られてきたことは、消費者はショッピングの開始時はモバイル端末をよく使用するものの、実際に購入する段階になるとデスクトップやタブレット端末に向かうというものだったからだ。

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そうした傾向もまた、変化しつつあるのかもしれない。

変化しているのはまた、ホリデーシーズンの買い物客に対してマーケターが使用する手段でもある。Adobeは、小売業者は今年、特売情報をディスプレイ広告(23パーセント)、ソーシャルメディア(14パーセント)上で流すと考えている。消費者は検索広告よりも3倍高い確率でディスプレイ広告を通して特売情報を見つけられることになるだろうと、Adobeは説く。

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その他に興味深い点は、Adobeの予測によると、iOS上で処理される販売の方がAndoroid上よりもはるかに多いというものだ。この統計結果は毎年示されており、その理由としていくつかの点が推測されている。まず、Appleの購買者はより経済的に豊かであるからというもの。そして、iOS端末上の方がショッピングの流れがよりスムーズであるからというものだ。おそらく、この二つが混ざり合った結果なのであろう

Adobeは、今年のホリデーシーズンにおけるプレゼント予想ランキングもまた発表している。

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Adobeの予想は、5500万の製品サンプルに対して「4500強の小売業Webサイトへの1兆以上の訪問から得た匿名の総計データ」を分析した結果に基づいている。Adobeは、自社のmarketing cloudを通してトップ100の米国の小売業者におけるオンライン取引の80パーセントを測定していると語った。過去数年において、その予測は2パーセント以内の精度で正確だったとAdobeは話した。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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