ウェアラブルデバイスを開発するMisfitが時計メーカー大手のFossilに2億6000万ドルで買収

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<ピックアップ>Fossil acquires wearable maker Misfit for $260 million

ウェアラブルが話題になってきて数年を経てきた昨今、大きな動きも業界として起こりつつあります。時計メーカー大手のFossilが、フィットネストラッカーのMisfitを買収したと報じられています。買収金額は2億6000万ドルということで、大型買収で、かつ、ウェアラブルデバイスの一つの成功事例となるかもしれません。

2011年に設立したMisfitは、防水性がありコンパクトなフィットネストラッカーの「Misfit Flash」やシンプルで安価「Misfit Shine」、「Shine2」などのモデルを販売。スタイリッシュなモデルと一般向けの安価な値段設定によって広く使われているウェアラブルデバイスです。

今回の買収をきっかけに、FossilはMisfitの技術をもとに保守的な時計業界にイノベーションを起こそうとしているようで、業界の大手がスタートアップを買収し、その技術やデザイン、発想力をもとに既存市場にはない新たなプロダクトや既存市場を大きく変化させるきっかけにしようとしています。

ウェアラブルデバイスを開発するスタートアップとしても、自身によるIPOだけでなく大企業との連携や買収という方法も出口戦略として見えてきたなか、大企業側も時代の流れのなかで変革を起こすきっかけとしてスタートアップを積極的に買収していく、という動きが今後ますます増えてくるかもしれません。

via The Verge

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