「Kamcord」が米国に次いで、日本と韓国でスマホゲームに特化した実況動画プラットフォームを開始

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Kamcord_Japan-Korea_Launch

2012年6月にサービスを開始し、その後、2014年10月末には日本オフィスを開設したゲーム攻略の動画共有ソリューション「Kamcord(カムコード)」。日本における新たな取り組みとして、ライブストリーミングサービスの提供を11月22日(日)から開始することを発表しました。

カムコードといえば、そのiOSとAndroid向けゲームプレイ動画を録画およびシェアできるSDKサービス。1.8億台のスマートフォンおよびタブレット端末にリーチし、世界で累計4,600万以上の動画が共有されています。今回の新サービスは、スマートフォンゲームに特化した実況動画プラットフォームを目指してのこと。国内のゲーム実況者として人気を集めるガイモン、sasuke、とうふ、Logictommy、ドズル、ゲームトーーク!などの参加が決まっています。

ライブストリーミングサービスは、米国では今年7月に先行リリース。ユーザーは、1日平均20分ほどカムコードアプリから実況動画を視聴しており、同社によるとこれはInstagramやSnapchatに並ぶ利用時間とのこと。一番人気のライブストリーム(2時間におよぶBoom Beachのストリーム)の視聴者数は192,000人に及びます。

一方のライブストリーミングの配信者(ゲーム実況者)に関していうと、リリースから4ヶ月以内に、カムコードパートナーのトップ8人のフォロワー数の総数は30万人。Clash of ClansのYouTuberのトップ5人に入るメンバーは全員、カムコードに配信者登録をしています。また、中でも一番人気の実況者Galadonのフォロワー数は6万4000人。2013年に始めたTwitterのフォロー数の8万1000人を大幅に上回る人数を集めています。

「Kamcordで実況をする事により、すでに有名な実況者だけでなく、これまで無名な実況者が有名になれたり、プロゲーマーとして活躍しているすご腕のテクニックや面白い実況を視聴者が見ながら実況者と直接コミュニケーションも活発に行われています。Kamcordのプラットフォームはゲームファンと実況者を繋げていると感じています」(共同ファウンダー Aditya Rathnamさん)

日本と時期を同じくして韓国でもストリーミングサービスを開始するカムコード。今後は、ライブ実況中継との相性が良いeSportsとの連動にも力を入れていくとのこと。世界中に10億人いると言われるモバイルゲームユーザーを繋げるというカムコードの野心が、少しずつ形になりつつあります。

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