買う前から顧客が買う商品を予測してくれるECサイト向けソリューション「PlusMargin」

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ほとんどのeコマースサイトにとって、アクセス量を売上に転換する苦労は誰もが認めるところである。そこでシンガポールのB2Bスタートアップ PlusMargin の出番だ。

共同設立者 Viren Shetty 氏によると、PlusMargin は、eコマースの顧客がサイトのコンバージョンを上げる助けとなる予測市場プラットフォームだという。従来のコンバージョン率は、アクセス量を押し上げようとお金を投じても約1%にとどまっている。

この格差がなぜ存在するのかというと、オフライン設定において(顧客が小売店に入った時)、販売員はその顧客がどの購買サイクルにいるのか把握しているためです。高額な商品を売りつけられる顧客なのか? 値切る傾向にある顧客なのか? しかし、こうしたことはオンラインでは起こりません。だから、私たちは人々の行動を理解する能力を持ち込もうとしているのです。(Viren Shetty 氏)

仕組みは、PlusMargin がコードの1行を顧客のサイトに打ち込むだけだ。それだけで顧客がどこでクリックして、それぞれのページにどれだけの時間を費やしたかなどのデータを集めることができる。

データがアルゴリズムを通過すると、PlusMargin を利用するクライアント企業は、顧客が買う「可能性はどれくらいなのか」を測定でき、それに応じて通知を作ることができる。通知は、顧客に購買意欲を起こさせる売り込みや割引の形になって送られる。Shetty氏 は、50米ドルの購入に対し顧客には発送料無料の提供をするという例を挙げた。

Shetty氏によると、主に規定をベースにしているという競合とは違い、PlusMargin は、より自動化をベースに運営している。

A/Bテストと対比してパーソナライゼーションを思い浮かべると思います。私たちは、A/Bテストを行おうとしているというよりむしろ、予測やデータ分析の側にいます。予測関係のことを行うスタートアップはほとんどありません。それは主に非常に高い参入障壁があるためです。参入するには一定水準のスキルセットが要求され、そのため私たちの分野には競合がずいぶん少ないのです。(Viren Shetty 氏)

そして同氏は、競合のほとんどはアメリカやヨーロッパを拠点としているとも述べた。

同社のウェブサイトによると(下記のスクリーンショットを参照)、PlusMargin は 500 Startups の支援を受けているようだ。Shetty 氏に聞くと、他の投資者は同社のシードラウンドに参加しており、その詳細は追って明らかになるということだ。

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PlusMargin に入社する前にSAPでソフトウェアのコンサルタントであった共同設立者 Melverick Ng 氏と並んで、Shett y氏の他に2人の有能な開発者がいる。

シンガポールを拠点とするバックエンド開発者 Jeffry Lum 氏は、プログラミングを5歳で始めた神童であり、クアラルンプールを拠点とするフロントエンド開発者 Wafiq Rodzuan 氏は、Groupon と KFit で同じ職のフロントエンド開発者として働いていた。

22歳の Shetty 氏に関しては、同氏は自身のスタートアップに取り組むために、退学するまでは Nanyang Technological University で応用数学を勉学中だった。PlusMargin は同氏にとって初めてのスタートアップではない。Shetty 氏は以前にブランドを対象にしたクラウドソーシングプラットフォームを始めたが、そのアイデアはプロダクトマーケットフィットを実現することはなかった。

今回は、Shetty 氏には人が望む商品を作るという経験が少しはある。シンガポールのメディアアクセラレータ SPH Plug & Play を卒業したばかりではあるが、PlusMargin はすでにeコマースのクライアント企業10社に同社ソフトウェアのベータテストを行っている。

従来、こうした技術は Amazon のような大手のテクノロジーサイトにしか利用されてこなかったのですが、私たちは、この種のテクノロジーに通常アクセスすることのないオンライン小売業者の99.9%にこの技術を利用して頂いています。

人材の面では、Shetty 氏はすべてのテクニカルチームをマレーシアに置く計画だと言い、シンガポールの技術人材より高い質の使える技術人材がいると断言する。

開発者の人材プールは非常に大きいことがわかりました。私はもともとインドの出身なのでテクニカルチームをインドに置こうと検討していましたが、そうなると、クアラルンプールにはバスで行けるのに対して、飛行機で4時間になります。コミュニケーションは私たちにとって非常に重要です。設立者との交流は強くあるべきなので、私たちはチーム文化を築きたいと思います。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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