Alibaba(阿里巴巴)が中国向け越境EC開拓のため、フランスとドイツにオフィスを開設

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中国eコマース大手 Alibaba(阿里巴巴)が、ドイツのミュンヘンとフランスのパリに事務所を開設することを本日発表した。

これは、Alibabaが Taobao(淘宝) や Tmall(天猫)で中国人消費者に販売する外国製品を確保しようと2013年初めから行っている現地ビジネスパートナーを探す一連の動きの中で最新のものである。クロスボーダーセールスは、Alibaba が世界中からの新商品で増大する需要を満たしながら、中国国内の JD(京東商城)のようなライバル企業らから自社のオンラインマーケットプレイスを差別化する取り組みである。

Alibabaのドイツとフランスの事務所は、現地の責任者である Terry von Bibra 氏と Sébastien Badaul 氏によってそれぞれ運営され、「国際的なブランドや様々な規模の企業に対して中国への窓口としての機能を果たしていく」予定だと同社は声明で述べている。

Alibaba グループの社長である Michael Evans 氏は語った。

ヨーロッパでは、ヨーロッパのブランド、小売業者、中小企業や自治体に対して中国でのチャンスを理解してもらうよう既存の現地パートナーと関わっていくことを当社は最重要視しています。

Jack Ma(馬雲)氏が共同設立した Alibaba は、去る10月、同様の目的でイギリスとイタリアに事務所を開設している。またアメリカにもオフィスがある。

最大のライバルである JD は数ヶ月前にアメリカ初の事務所を開設し、中国人消費者向けに、国境を越えてより多くの商品を取引できるようにしている。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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