Baidu(百度)が、北京市内の公道で自動運転車のテスト走行を開始

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北京の北部郊外にある30キロの道路は、中国初の完全自動運転車が走行テストをする場となった。

中国のインターネット検索大手 Baidu(百度)は本日(原文掲載日:12月10日)、北京で自動運転者の一連の運転テストを完了したと発表した。同社は中国初となる商用自動運転車の開発を専門とする事業部門の立ち上げを目指しているところだ。

6月に Baidu は2015年末までにコンセプトカーのリリースを目指して BMW と提携すると発表していた。

改造されたBMW 3シリーズ車は、北京の北部にある Baidu の本社から同市郊外に向かって延びる30キロ長の道路で一連の走行テストを終えたところだ。同社によると、この車はUターン、車線変更、車線追い越し、高速道路でのランプ合流・離脱ができたという。

これまでのところ、自動運転車プロジェクトを担当していたのは Baidu のディープラーニング(深層学習)部門だった。同社は間もなくシニアバイスプレジデントの Wang Jing(王勁)氏が率いる自動運転部門を立ち上げる予定である。

様々な道路コンディションで完全自動運転をするのは難しいものです。北京の道路コンディションとドライバーの予測できない行動によって複雑さが増しますから。(Wang Jing 氏)

ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューの中で Wang 氏は、指定された都市エリアで共用で利用できる自動運転のバンもしくは自動車によるシャトルサービスをローンチする予定だと明らかにした。この商用サービスの運用開始時期についてはまだ発表されていない。

Baidu の「AutoBrain(オート・ブレーン)」という高度に自動化された運転(HAD)技術は2013年から開発されているものであり、今では 「自動車がある位置から数センチの正確さで道路の3Dデータを記録」できる能力を持っているという。同社では、この技術を使えば2025年までに中国にある道路の大半はマップ化できるとみている。

2009年に始まった Google の自動運転プロジェクトは現在、新たな段階を迎えている。同社はディープラーニングの技術を採用して、短くカーブを曲がったり2車線を横切ったりするといった、人間のような細かい動きを真似ようと試みている。

この9月には、中国の自動車メーカー Yutong Bus Co.(宇通客車)が自動運転バスのプロトタイプを発表した。同社によるとこのバスは車線変更、26回の信号通過、細かい操作など33キロのテスト運転を完了したという。

Baidu と現在ライバル関係にあるテック大手企業らは違った道を歩んでおり、どちらかというと電気自動車やスマートカーの技術に投資している。3月には Alibaba(阿里巴巴)が中国最大の自動車メーカーである SAIC Group(上海汽車)とともにインターネットで可動する自動車を開発するため1億6,000万米ドルの基金を設けたと発表した。

Tencent(騰訊)は上海を拠点とする電気自動車メーカーの Next EV(蔚来汽車)と提携して電気スーパーカーを製造し、リリース日を2016年に予定しているという。LeTV(楽視)は今年 Aston Martinとの提携を発表して、初となる電気スポーツカーを2016年4月にリリースすると公言している。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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