注目のフィンテックスタートアップが今度は三菱東京UFJ銀行と組んで投信アプリ「Fundect」をリリース

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Fundect

フィンテックスタートアップのFinatextが、三菱東京UFJ銀行とパートナーシップを組み、投資信託選びをサポートするスマートフォンアプリ「Fundect(ファンデクト)」をリリースした。

Finatextはこれまでに株の予想アプリ「あすかぶ!」、FXデモトレードアプリ「かるFX」を開発してきた。株、FXときて、投信もカバーしたことで、投資に関するアプリを揃えたことになる。

「あすかぶ!」は楽天証券と、「かるFX」はYahoo! JAPANグループのYJFX!と、そして「Fundect」は、三菱東京UFJ銀行と共同で運営している。


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「Fundect」はアプリ上の質問に答えるだけで、ユーザのリスク性向が分かり、自分に合った投資信託が表示されるという投資信託選びサポートアプリ。

「Fundect」上では、各投資信託の口コミを始め、様々な意見を書き込むことができるタイムラインが用意されている。投資信託など資産運用について紹介している教科書コンテンツがあるなど、これまで投資信託に馴染みのなかった初心者でも選びやすくなるよう設計されている。

「あすかぶ!」、「かるFX」など既存アプリでも使いやすいUI設計、ユーザが盛り上がるコミュニティの運営を行ってきているFinatext。他のアプリのユーザも、今回新しくリリースされた「Fundect」には関心を持つはずだ。「あすかぶ!」で獲得してきた10万人を超えるという登録ユーザを活かし、Finatextは今後もアプリの運営を行っていく。

既存のユーザコミュニティだけではなく、スマートフォンユーザに合わせて一からシステムや画面を設計できていることも、Finatextの強みだ。他の金融機関がこれをやろうとした場合、基幹システムを変えていかなくてはならないというハードルがある。

Finatextが提供しているアプリを通じて、ユーザは自分の投資傾向、勝ちパターンや負けパターンを把握していくことができる。データを蓄積していったFinatextが、どのようなサービスをユーザに提供するようになるのか、楽しみだ。

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