オンライン病気事典のMEDLEY、疾患や治療法に対応した医療機関が探せる病院検索サービスを実装

by Eguchi Shintaro Eguchi Shintaro on 2015.12.17

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オンラインの疾患別医療情報辞典「MEDLEY」が、病気や希望する治療法に対応した全国16万件の医療機関(病院、診療所、歯科診療所)が探せる病院検索サービス機能を実装したと発表した。

ユーザは、MEDLEY上で症状から病気を検索し、概要や治療法などを知るだけでなく、その病気に対応した近隣の医療機関を調べることができる。また、手術の対応可否や専門外来の有無など、具体的な項目をもとに絞り込み検索が可能になっている。

「これまでさまざまメディアで「良い病院ランキング」が掲載されたりしていましたが、医療が多様化してきた現在において、患者さんにとっての「良い病院」というのは、本来はその患者のニーズによって異なるはずです。今回の病院検索サービスは、関連する病気や治療法に絞り込むことができますが、これは患者それぞれに最適な医療機関や治療方法を見つけられるようにするための第一歩です。今後、外部機関とのアライアンスを強化し、さまざま情報収集を行いながらサービスを展開していきたいと考えています」(メドレー社代表取締役医師、豊田剛一郎氏)

(左から)執行役員の石井大地氏、代表取締役医師の豊田剛一郎氏、代表取締役社長の瀧口浩平氏
(左から)執行役員の石井大地氏、代表取締役医師の豊田剛一郎氏、代表取締役社長の瀧口浩平氏

全国16万件以上の病院やクリニックの情報を掲載し、さらにそれら一つ一つの施設が対応している予防接種や診察・診療項目、専門外来の有無などがまとまっており、病気とひも付けているのが特徴だ。これまでにも、疾患別の検索や身体の症状から可能性のある病気が検索できる機能を実装するなど、MEDLEY上のデータベースの充実化を図ってきた。

今回の病院情報のデータベースは、構築にかなりの時間を要したと同時に、完成して終わりではなく、随時アップデートを図っていく必要があるものの、まずはプロダクトして世に出せるレベルまでデータベースを作ったことは、今後の展開としても活用がしやすい。ユーザにとっても、受診すべき医療機関を探すことのハードルや下がるだろう。

本来であれば、こうした病院のいち情報や診療内容などは基礎情報として自治体や行政などがオープンデータとして公開しても良い情報かもしれない。事実、横浜市金沢区では「育なび.net」というサービスを行政が提供。乳幼児の成長段階に応じた予防接種などの情報と対応可能な病院情報を通知するサービスを行っている。MEDLEYのように医療情報を提供するベンチャーがこうしたデータベースを率先して対応することの意味は大きい。

急患時におけるかかりつけの病院の情報とひも付けてた搬送処置など、病院のデータベースをもとに次なる展開も考えられる。医療情報のIT化を通じたメドレーのこうした地道な動きを引き続き追いかけていきたい。

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