資産管理アプリ「マネーツリー」を開発するマネーツリーは、同社の利用規約とプライバシーポリシーをオープンソース化することを発表した。開示された情報は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの「表示-改変禁止 4.0 国際」(CC BY-ND 4.0)の条件下で、GitHub上に公開される。
筆者は2012年頃の創業当時からマネーツリーを取材しているが、彼らのセキュリティやプライバシーを重視する態度は一貫している。利用者の立場を守ること、プライバシーポリシーの内容をユーザに理解しやすいものすることに注力してきた。
その「Moneytree」の利用規約、プライバシーポリシーがオープンソース化され、今後、プライバシーを重視したサービスを考えている企業は自由に利用することができる。
ユーザのデータを取得することで、利便性の高いサービスを提供することが可能になってきている。同時に、利用者に対して自分自身のデータがどのように使われているか、どのように守られているかを伝えることが非常に重要だ。
一方、スタートアップは時間やリソースが足りず、利用規約等に十分に配慮できないこともある。プライバシー等に配慮しなければならないサービスを考えているスタートアップにとって、マネーツリーの利用規約やプライバシーポリシーをたたき台にできることはメリットとなるだろう。
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