K-Pop や韓国のポップ文化が世界的に人気になり、Psy をはじめとした非常に人気のあるアイドルが成功を収めている。数百万米ドルの産業が学術的な側面でも注目され始めている。

土曜日（12月12日）にソウルで SparkLabs によって主催されたデモデイでは、韓国のスタートアップが、K-Pop現象がアーリーステージのテックシーンに今どれほど大きな影響を与えているかそれぞれ披露した。

SparkLabs はシリコンバレー、テルアビブ、ソウル、ロンドンなどいくつかのスタートアップハブに拠点を置いている。

SparkLabs のシニアアソシエイト Sophia Choi 氏は次のように語った。

今回の6期生はこれまでのクラスのスタートアップよりもアーリーステージのものばかりでしたので、私たちの協力や指導が必要になりました。しかし、一緒に仕事をするのは楽しくもありました。

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以下に、2015年にローンチした K-Pop を活用したスタートアップ4社を紹介する。

ChartMetric

BigBrainLab の ChartMetric は、音楽メーカーやレーベル、マーケターのために音楽データを追跡、解析、分析する現代の手法をとっている。ユーザはK-Popの音楽分析、現在のトレンドのチェック、今後のトレンドの予測ができる。

同社の検索エンジンは、iTunes や Spotify、YouTube などのグローバル音楽ストリーミングサービスだけでなく、国内チャートからも音楽ランキングや売れ行きデータを収集する。それらは機械学習処理や自然言語処理を駆使して Twitter、Instagram、Facebook などからソーシャルメディアのデータを収集するだけでなく、直感的な理解が可能なものを整理、抽出し、アーティストのリアルタイムなトレンドを提供してくれる。ChartMetric は K-Pop のジャンルでローンチされているが、2016年には他の音楽ジャンルにも広がっていくだろう。

WaHome

WaHome は、ソウル生まれのオンライン・ツー・オンラインの清掃サービスである。同社はアパートを清掃するのに自社のアプリを使っていると公言していた Super Junior や EXO などの K-Pop アーティストを使い、クロスアドバータイジングによって早い段階でトラックションを獲得した。

ユーザは清掃スタッフの作業の様子を WaHome のスマートフォンアプリでリアルタイムにチェックすることができ、また全てのスタッフが経歴チェックやきちんとしたトレーニングを受けており、事前にアプリで名簿を作成することで安全を保証している。WaHome は2016年には日本や香港へも進出する予定だ。

Picpic

PicPic はGIF作成・共有サービスで、全ての GIF コンテンツの世界最大手のハブになることを目標としている。GIF は2000年前半から韓国のK-Popファンの間で広く使われるようになった。多くのK-Popファンがコミュニティやブログ上で GIF を使用しており、PicPic プラットフォームのGIFの多くは K-Pop アイドルを中心にしている。

PicPic のCEO である Hyuwoong Oh 氏によると、PicPicはスピード調整、巻き戻し再生、部分的GIF、ミーム作成など多種多様な編集機能を提供しており、他のGIFアプリよりも18倍も速くGIFを作成することができるという。

NextMakers

NextMakers は有名な YouTube ビデオクリエーターと企業を結びつけ、社会に影響力のある人やコンテンツクリエーターと協力して広告キャンペーンを行いたいと考えているブランド向けのマーケットプレイスである。

3000以上の影響力ある人物がこのプラットフォームに参加し、このサービスのおかげで Nexton、LG、Camp Mobile など韓国大手ブランドのキャンペーンが成功裏に終了した。NextMakers は現在、美容やテック業界に注力している。彼らは韓国の美人 YouTube スターをデモデイに招いたおかげか、より多くの人が同社のブースに訪れていた。

【via Technode】 @technodechina

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