ファッション提案O2Oの「STYLER(スタイラー)」がiOSアプリをローンチ、気になるユーザのコーディネイトをフォローできる「Watch機能」を追加

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ファッション・アパレル店舗向けのO2O(オフライン・トゥ・オンライン)サービス「STYLER(スタイラー)」を提供するスタイラーは10日、iOS 向けのモバイルアプリを公開した。iTunes AppStore から無料でダウンロードできる。Android 版については今後開発に着手する予定。

STYLER はユーザがファッション・コーディネイトに関する質問を投稿し、これに応じる形でアパレルショップの店員が商品の推薦をしてくれるサービス。アパレルショップにとっては、潜在顧客を実店舗に呼び込む O2O サービスとして機能する。STYLER は今年6月のオープンβローンチ、7月からの本格ローンチ以降、利用ユーザは累計2万人を超えた。STYLER に参加しているセレクトショップは、ベイクルーズ(ジャーナルスタンダード、フロムボナム、セーブカーキユナイテッド)、サザビーリーグ、アーバンリサーチなど全国で約90店舗に上る。

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STYLER はファッション業界やファッションテック全般の話題を扱うオウンドメディアとして「STYLER MAG」を展開しており、ここで発出されたコンテンツを Fashionsnap.com、アパレルウェブ、スマートニュース、カメリオ、Men’s Beauty など外部メディアやニュースキュレーション・アプリ(以下、提携メディア)に配信することでマーケティングしている。スタイラー CEO の小関翼氏によれば、ファッションメディアは紙出版の歴史であるため、ウェブ化されたコンテンツにも連絡先に電話番号しか書かれていないことも多く、インターネット時代に最適化されたファッションを語るコンテンツは、画期的で重宝される存在なのだそうだ。

今回、モバイルのネイティブアプリがローンチしたことにより、オウンドメディア上には今後、コンテンツ中に関連商品へのユニバーサルリンクが埋め込まれ、潜在顧客を記事からワンクリックで STYLER のアプリ上に取り込めるようにしてくのだそうだ。提携メディア、オウンドメディア、ネイティブアプリという、一貫した顧客導線が整理されることになる。

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これまでのウェブ版にはなく、ネイティブアプリ版で追加された機能に「ウォッチ機能」がある。ユーザジェネレイティッド・メディアでは、記事を投稿するユーザに比べ、記事を読むだけのユーザ(ROMユーザ)が圧倒的に多いため、それらの人が見て読んで楽しいと思えるコンテンツを用意しておくことが、オンライン・コミュニティの醸成においては必要不可欠。「ウォッチ機能」を使って、他ユーザのファッションに関する質問をフォローすることで、アパレルショップ店員とのコーディネートに関する一連のやりとりを、隣から垣間見る楽しみをもたらしてくれる。

小関氏によれば、将来的には、ネイティブアプリに決済機能を追加することも構想に入れているとのことで、モバイルウォレットの「O:der(オーダー)」が提供しているような、手ぶらでアパレルショップに出向き、店頭では会計を省略して商品をピックアップするようなユーザエクスペリエンスが提供できるようになるだろう。購買情報を集められれば、ビッグデータ解析によって将来のファッショントレンドを予測することも可能になり、スタイラーにはさらなるビジネスの可能性が生まれることになる。

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