予約台帳サービスのトレタがセールスフォースと資本業務提携、アナログだった飲食店のCRM開拓へ

by Takeshi Hirano Takeshi Hirano on 2015.12.3

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トレタ代表取締役の中村仁氏。移転した五反田の新オフィスにて

飲食店向けの予約台帳サービスを提供するトレタは12月3日、セールスフォース・ドットコムの投資部門、セールスフォースベンチャーズを引受先とする第三者割当増資の実施を発表した。調達した資金や株式割合、払込日等の詳細は非公開。

これに伴いトレタはセールスフォースと業務提携を実施し、同社の提供するCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)プラットフォーム「Salesforce Sales Cloud」とトレタを連携させ、飲食店向けの顧客管理サービスを開拓するとしている。なお、調達した資金は営業体制の強化、開発力の増強、Salesforceとの連携推進に使われることになる。

トレタ代表取締役の中村仁氏の話では現在トレタの導入数は4200店舗。2013年12月のサービスリリース後約2年で、飲食店市場で稼働している50万店舗のターゲットとなる上位2割、10万店舗の約4%程度まで獲得が進んだと現在の状況を説明してくれた。

Salesforceとの連携が実現するのは少し先の話となるが、今後はこれらの導入店舗を足がかりにCRMサービスの提供を行うという。

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連携図/資料提供:トレタ

「飲食店で実施しているCRMってせいぜい定期的にキャンペーンのメールを送るとかポイントカードを作るとかそのぐらいでした。また、その対象となるお客さんが実際に来店した際、その方がメールを受け取ったかどうかを確かめる方法が乏しかったんです。でも、トレタが連動すれば、来店時にその方がどういうメールを受け取ったか分かりますからその方のオフラインでの接客情報をまたオンラインに戻して情報分析する、そういうサイクルが可能になるんです」(中村氏)。

セールスフォースの得意とするオンラインでの解析と、実店舗でのオフラインデータ取得がうまく組み合わされば、飲食店のようなこれまでアナログだった顧客管理が改善することが予想される。このソリューションはまずはじめに、主に大量の顧客を管理するホテルや飲食チェーンなどに向けて実験的に提供されることになるという話だった。(情報開示:筆者の家族はトレタと契約関係にあります)

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