タイムラインでフォローや1対1のチャットもーー学生と企業が”友だち”としてつながる就活アプリ「LIFE」

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LIFE-app

就職活動生をターゲットにしたアプリの登場が相次いでいます。Wantedlyのインターン探しに特化したiOSアプリ、iBeacon対応の就活アプリ「attache」、イケてる社員から会社を探す「レクミー」、中長期のインターンシップを扱う「InfrA」などなど。今時の学生さんがうらやましい限りです。

そんな就活アプリに先月仲間入りしたのが、アプリ「LIFE」です。「選考する側の企業」と「選考される側の就活生」という関係性に基づく従来の就活では、本当にいい出逢いは生まれません。LIFEは、学生と企業が”友だち”としてつながる就活アプリです。学生は、企業の現場社員が日々投稿する動画や記事などを見ながら理想の企業を探し、気になれば、その企業をフォローして友だちになることでお互いにアプローチしやすい就職活動を実現します。

昨年12月時点の登録企業数は約50社。パナソニック、ミズノ、日揮、環境省、キーエンス、野村総合研究所、アクセンチュア、ワークスアプリケーションズ、カバヤ食品などの大手有名企業や官公庁。その他にも、国内トップのグローブメーカー、入れ歯技術の総合カンパニー、鋼に特化した専門商社など、独自性の高い中小企業がLIFEを利用しています。

アプリを開くとまずあるのが、企業の動画や写真が流れてくるタイムライン。会社概要や業務内容は企業のWebサイトを見ればわかりますが、そこからは伝わってこない社内の雰囲気、働き方、そこで働く社員、社員の考え方といった把握しにくいコンテンツが投稿されています。会社の中の雰囲気が見えることで、これまでの業種や職種に絞って行う就活ではなく、まだ気がついていない理想の会社の発見を後押しします。

なんか気になる、もっと知りたいと思える企業をフォローすると、企業と1対1のチャットができるように。企業の担当者に対して質問を送ったり、イベントの招待などを直接受けたりすることでコミュニケーションを育むことができるとのこと。また、企業が主催するインターンや説明会などのイベントをアプリ上から予約することもできます。

LIFEを開発するのは、リクルート支援事業を手がけるギブリー。サービス開始からまだ間もないLIFEですが、本番の就職活動のみならず、インターンへの参加に向けた事前情報収集のために使う学生が増えているとのこと。その使われ方について同社取締役でLIFEプロジェクト責任者の山川雄志さんは、こうコメントします。

「企業説明会に参加して、その場でLIFE上で友だちになり、後日その企業のインターンシップに参加するという展開も見られています。20〜30分の説明会では知りえなかった会社の社風や社員のことをLIFEで知る。学生が企業に興味を持てば、まずはLIFEで友だちという関係からスタートできるというあり方が双方のメリットになっています」

今後は、「友だち」という感覚をより育めるように絵文字を導入したり、それぞれの企業担当者が個人としてタイムラインに投稿できるようにします。また、世界に誇るグローバル企業5選」「ワーキングマザーが活躍する会社5選」「機電系学生必見のインターンを開催する企業特集」「サッカー部がある企業特集」といった特集ページを設けて、企業の探し方をさまざまな切り口で行えるようにしていく予定です。

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