2015年の東南アジアのスタートアップによる資金調達額を振り返る

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昨年は、東南アジアのスタートアップと投資家の取引額が過去最大となり、同地域の調達資金総額は、16億1,000万米ドルを記録した。Tech in Asia のデータベースによると、これは、2014年の11億2,300万米ドルから43%の急激な伸びである。しかし、資金調達をした多くの企業は全額を公表していないため、合計額はより大きい可能性があることに留意する必要がある。

Tech in Asia リサーチチームは、2015年に東南アジアで結ばれた380件の取引を追跡調査した。これは前年の313件を上回る。過去5年間で取引がどのように拡大したかを見てみよう。

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シード資金は2014年の5,088万5,000米ドルから12%増加し、5,728万6,000米ドルとなった。

さらに、スタートアップはより多額のシリーズAラウンドを確保できたことが挙げられる。つまり、ベンチャーキャピタルによる綿密な監査を乗り越え、重要な成長局面に移行できたということだ。シリーズAラウンドによる資金調達は、前年の1億4,308万8,000米ドルから60%急上昇し、2015年には2億2,897万4,000米ドルとなった。

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全ての資金調達段階に目を向けるとその結果は複雑だが、シリーズB及びDの合計額は2014年の合計額と比べて2015年は下降しているが、シリーズCとEは上昇している。それでも、アーリーステージの資金調達(シリーズAとB)は、前々年の3億2,538万8,000米ドルから11%依然として上昇し、昨年は3億6,272万4,000米ドルとなった。

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産業分野別では、eコマースが群を抜いている。これは、eコマースが東南アジアで最大の6億339万1,000米ドルの資金調達を行ったからである。2014年を振り返ってみると、eコマーススタートアップは投資家から5億5,644万3,000米ドルの追加資金調達を受けている。

しかしこれは、東南アジアのオンラインショッピングの増加に対する明るい見通しを考慮すれば、驚くべきことではない。金融会社UBSの見通しによると、東南アジア地域のeコマースは、2014年の約11億米ドルから2020年までに5倍になり、350億米ドルまで膨らむとされている。スタートアップも投資家も共に見逃すわけにはいかない。

この他に、昨年投資家から見て最も魅力的な産業には、インターネット、物流、不動産、ビジネスソリューションなどがあった。

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【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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