Alpacaが画像深層学習の「Labellio」をKCCSに譲渡、トレーディング基盤「Capitalico」を軸にフィンテック特化へ

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Alpaca は、サンマテオ(シリコンバレー)や東京に拠点を置き、画像の深層学習を軸にウェブサービスやアプリを開発するスタートアップだ。これまでに画像のラベリングができる「Labellio(ラベリオ)」や深層学習を用いたトレーディング・プラットフォーム「Capitalico(キャピタリコ) 」を開発している。

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ICTサービス大手の京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は13日、Alpaca から Labellio を譲り受けることを発表した。譲渡条件は明らかにされていない。19日以降、Labellio の開発や運用は KCCS に引き継がれ、Alpaca は Capitalico を軸にフィンテック事業に特化するとしている。

Labellio は専門知識や特別な環境がなくても、深層学習によりオリジナルの画像認識モデルを作成できるクラウドサービスだ。エンタープライズ・ユーザを多数抱える KCCS では、エンタープライズ分野におけるユースケースの一つとして、工場における製品の良品・不良品の自動判断システム開発などへの活用が想定されるとしている。

Alpaca は昨年10月、Capitalico の開発強化を意図して、NECキャピタルソリューションSMBCベンチャーキャピタルによるファンド、アーキタイプベンチャーズ(アーキタイプの投資専門会社)、連続起業家でエンジェル投資家の木村新司氏、ビップシステムズから総額100万米ドルを調達している。

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