ライティングとスピーキングを学習できる「ベストティーチャー」が英語4技能学習システムで特許を取得

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英語4技能学習システムで特許

ベストティーチャーが、インターネットを活用してライティングとスピーキングを学習する独自システムを開発し、特許権(特許第5866622号)を取得した

スタートアップにとって、どう他の企業と競争するかは非常に重要な問題だ。多くの場合はフットワークの軽さやスピードの高さを強みに競争する。

大きな企業が特許等を用いて自社の事業を守る場面は目にするが、なかなかスタートアップでは目にしない。今回のベストティーチャーの事例はレアケースだと言えるだろう。

ベストティーチャーが取得した特許の内容は、「双方向語学学習装置、方法、及びコンピュータープログラム」について。従来のオンライン学習と異なり、双方向であること、n対nのマッチングを行っていることなどが発明として認められた。

ベストティーチャー代表取締役の宮地 俊充氏が特許を考案したのは、2011年10月。会社を設立する前だった。サービスをリリースした後、2013年8月に特許を出願。その後、審査請求、中間処理、特許査定といったステップを経て、ようやく特許を取得。

取得のためにかなりの年月を要しており、やはりスタートアップとは少し相性が良くはない。宮地氏は、「教育業界は息が長い業界。新規性はあるけれど、継続して重要になるものだと判断して出願した」とコメントした。

今回の特許取得は広報的に重要な役割を持つ。2020年度から、大学入試改革においてTEAPやTOEFL iBTなどの4技能試験が本格的に始まる。英語の学習サービスも、それに合わせて4技能を学ぶことができるものへと変化していくだろう。

ベストティーチャーは、この領域において特許を取得しているため、オンラインで英語4技能学習システムを提供したいと考えた場合、ベストティーチャーと連携して提供するほうが早く進むと考えられる。

特許を持っていることを周囲に知らせることで、自分たちと一緒に開発したほうがメリットが大きいと知ってもらう効果も見込んでいるという。

ここまで話を聞くと、特許を取得することの重要さがわかってくる。自身のやりたいサービスのコアとなる部分が固まっており、振らさずに取り組んでいくという覚悟があるのであれば、スタートアップであっても特許の出願を視野に入れるのもありだろう。

現在、ベストティーチャーは数万人の個人会員を抱えている。その他、大学法人でも入学前の教育として活用されたり、法人向けの研修として利用されるなど、多くの場面で利用されるようになっている。特許の取得がサービス成長の後押しとなるか、またしばらくしたら話を伺ってみたい。

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