
<ピックアップ> Falling unicorn: Flipkart’s value drops from $15 billion to $11 billion
インド市場に合わせて急成長中のコマースサイト、Flipkartに黄色信号が点っている様子です。モルガンスタンレーの投資信託会社のひとつ「Institutional Fund Trust Mid Cap Growth Portfolio」が同社の株価を1株あたり103.97ドルと算定、これから算出される評価額はこれまで152億ドルだったものが110億ドルまで下がったそうです。
この手のリークものでおなじみのThe Informationがモルガンスタンレーの開示情報から報じたもので、モルガンスタンレーが評価を下げたのはFlipkartだけではなく、ビッグデータ関連のスタートアップ、Palantir Technologies(32%下落)や、Dropbox(25%下落)もまた評価を落としているとのこと。
記事によると、これらの背景には、2015年Q4あたりをターニングポイントとする、よりコンサバな雰囲気が投資家に広がっていることを反映しているみたいです。テクノロジーでただ既存産業の課題を解決するだけでなく、より継続的なビジネスモデル、収益構造を求めるといった風潮で、ここ10年以内で投資している投資家たちはこぞってイグジット先を探してて、それが重なってるんでしょうね。受け入れる先は当然、利益体質な企業を望みます。
こういったこともあって、Flipkartが拠点とするインドでは、いわゆるUberライクのスタートアップが合併や買収を続ける状況があり、それぞれレイオフなどを通じて収益体質への改革を進めているそうです。
via VentureBeat
BRIDGE Members
BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。- 会員限定記事・毎月3本
- コミュニティDiscord招待