Foxconn(鴻海/富士康)が、インドのホームオートメーション・スタートアップWiZN Systemsに出資

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eGlu HUB
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台湾の巨大エレクトロニクス企業である Foxconn(鴻海/富士康、台北証取:2317)は、インドでの存在感を徐々に高めつつあるようだ。Foxconn 傘下の FIH Mobile(富智康、香港証取:2038)がノイダ拠点の MoMagic Technologies に投資をした2ヶ月後、同社はバンガロール拠点のホームオートメーション・ソリューションのスタートアップ、WiZN Systems に出資したと The Economic Times が伝えた。

FireSide Ventures の共同設立者で、元 Helion のパートナーである Kanwaljit Singh 氏もこのラウンドに参加した。

2014年に設立された WiZN は、スマートリビングを可能にし、住宅所有者にセキュリティー、利便性、省エネルギーをもたらす eGlu というプラットフォームを提供している。

このプラットフォームには、インターネットにワイヤレスで接続し、モバイルアプリ経由でどこからでもモニタリングと管理が可能なハードウェアデバイスが使用されている。

eGlu HUB を家庭のWi-Fiルーターに接続すると、それが手持ちの携帯と家に接続されている全てのデバイス間の通信ゲートウェイとなる。このハードウェアデバイスには、DIY ソリューションの一部として、スマートプラグ、モーションセンサー、ドアセンサー、非常アラームが含まれている。取り付けは簡単で、全てワイヤレスだ。これらのデバイスは、AC電源ソケットに直接つなぐか、あるいはバッテリーで作動する。

eGlu プラットフォームは単なるプラグアンドプレイ・デバイスではない。住宅に設置済みの照明やファンを自動化させるため、壁埋め込み型のスイッチモジュールをスイッチプレートの裏に設置することができる。また、ネットワークカメラを統合させて、どこからでも家をモニターすることもできる。

内蔵インテリジェンスを備えたアプリで、所定の時間や、センサーが家の敷地内で何かを感知した時に、特定の動作を起こせるようにしている。これは、アプリに簡単な「規則」を作ることで実現可能だ。また、アプリの中にショートカットや「設定」を作成すると、一つのボタンをクリックするだけで複数の操作を行うこともできる。

つい先日、バンガロール拠点のホームオートメーションを手掛ける別のスタートアップ、Silvan Innovation が The Chennai Angels から50万米ドルの資金を調達した。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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