iPadはMacbookの代替になるのかという(ニッチすぎる)宗教論争

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<ピックアップ> I almost managed a week using only my iPad… but one thing held me back

2010年にAppleが初号機のiPadを発表した時以来、「タブレットはラップトップの代わりになるのか」という非常にニッチな宗教論争がごくごく一部で巻き起こりました。このほとんどの人たちが知らない論争にApple信者のひとりとして私も参加、これまでに購入したiPadの枚数は6枚(iPad、iPad2、iPad mini、iPad Air、iPad Air2、iPad Pro)になります。

こうやって並べてみるとアホですね。

この「ラップトップ置き換え」論争に火をつけたのは間違い無くZAGG社製のiPad向けキーボードカバーであり、その後、完璧な製品としてこれを世に広めたロジクール(本体はロジテック)製キーボードカバーの数々であります。私これ、上記の枚数分購入したのでさらにアホですね。

さておき、最新のiPad Proを購入してそろそろ2カ月近くになりますので、実戦投入の状況についてブログでも書こうかなと思った矢先、同じくこの論争に参加しているライターがTNWにいたのでそちらをピックアップがてら私の利用状況についてもお伝えしたいと思います。

まあ、ほとんどの人たちは関係ない話題です。はい。

TNWのライター、MARTIN BRYANTさんはMacbook12インチ(最大のライバルであります)を利用しているユーザーなのですが、一時的に修理に出すことになり、代替機としてiPad Air2を利用、キーボードカバーはロジクール製のものを装着したようです。ちなみに彼は初号機のiPadをメインコンピューターとして使おうとした経験者です。

それはさすがに俺もやらなかったわ。

利用シーンはメール、Slackでのチャット、画像編集。イベントに行って取材はするけど動画編集とかはしないという、私と全く同じような状況。さすが同業者です。で、いくつか発生した問題が次のようなものだったようです。

  • WordPressのCMSをブラウザで使うといちいちリロードするので保存しなきゃいけない。面倒。
  • 画面の角度が固定なので背中によくない。
  • マルチタスクはできるけど不便。

ただ、彼も(おそらく)私と同様に「まあそんなことぐらいは別に構わない」系の人のようで、あまり気にしてない様子。ただそれよりもニュースレター用に画像の処理をしようとしたけど、圧縮や細かい切り抜きができるアプリが見つからなかったのが問題だった様子です。同僚に聞いて「タブレットでそんな変態な使い方する人いない」となだめられてるところに親近感を感じます。

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クセになるスプリット・ビュー。右手にEvernoteとか表示すると素材整理が楽です。

私も概ね同じですね。私の方はiPad Pro(と公式キーボードカバー)なので、タイピング等もすこぶる快適ですし、何よりスプリット・ビューが非常に便利です。左にテキストエディタ(iA Writer)を開きながら、右側にEvernoteやRSSリーダーを開いて素材を管理したり、辞書アプリがさっと使えるのは便利です。

これは慣れるとやみつきになってMacbookに戻れなくなります。あと、気がついたら画面を触ろうとするのも病気のひとつです。

画像編集や圧縮についてはあまり無理をせずMacを使う場面の方が多いですが、数枚の写真程度であれば一旦Googleフォトにアップすることで自動的に圧縮がかかるので、そちらを利用するというちょっとした裏技を使ったりしています。

元々、いろんな取材現場を訪れる際に「モバイルバッテリー」が使えて、そもそも長時間保ってくれるテキスト端末が欲しいというニーズからタブレットを使うようになりましたが、Proになってようやく使えるレベルになってきているのではないかなと思っています。

Surfaceはもう完全に市民権を得たようですから、そろそろラップトップからタブレットへの代替が可能な時代に突入するのではないでしょうか。

via TNW

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