
少し前になりますが、1月26日に開催されたMCF(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム)のイベント「MCF MEETUP NIGHT」に参加させて頂きました。お招きを頂いたのはコロプラ取締役で、MCFの代表理事も務める千葉功太郎さん。会場に集まったのはMCFの会員企業からざっと50名ほどで、お話を聞けば、彼らは事業投資に関係する担当者や経営陣の方々だそう。
ラフな格好したいつものざっくりミートアップとは違ってちょっぴりフォーマルな雰囲気でした。年代も少しベテラン層が多かった印象で、ピッチに参加したスタートアップ側の顔ぶれはこんな感じ。
イベントの中身はよくあるピッチ・ショー&ピザミートアップではなく、若手起業家が持ち時間の6分を使い自社のアピールをしてマッチング先を探すというもの。
こんな感じでテーブルごとに5分間のミーティングをリクエストしてもらい、入れ替わり立ち替りお話をするといった内容でした。いわゆる「街コン」スタイルというのでしょうか。
THE BRIDGEでもイベントはよく開催するので大変よくわかるのですが、単にステージを作るだけではマッチングって実現しないんですよね。ちょっと「お節介」と思われるぐらいセッティングをした方がお互いきっかけを作りやすくなるのです。日本独特かもしれません。

こういったイベントでよくお見かけするとある投資関係者も参加の感想をこんな風に話してました。
「個別ミーティングをボードで事前予約できるのは画期的なアイディアですね。5分毎に主催者側から時間終了の合図が入るため、効率的に複数のスタートアップとの面談が可能になりました。他イベントでもぜひ採用して欲しいシステムですね」。
ビジネス・マッチングの仕組みというのは本当に面白いもので、お互いユニークな存在ですからシステムとかで機械的に実行が難しいんですよね。ただ、私たちの経験も含めて、幾つかポイントはあると思っています。
- 余計な人を呼ばない
- プログラムを用意して飽きさせない
- 時間で圧迫する
特に三つ目の時間を圧迫して「もう少し話をしたい」と思わせるのがいわゆる吊り橋理論に近い話で、マッチングの場所を用意する側はこういうシチュエーションを人工的に作り出すのがコツと言えます。
<参考記事>
確かにビジネスマッチングって最終的には理論的かつ定量的な裏付けがなければ成立しないのですが、それでもやはり最初は人と人。今回お邪魔したイベントも人数も適切でしたし、なにより会員限定ということで「単に営業に来た方」が皆無だったのがよかったです。※たまに名刺だけ配りに来る変な方がいらっしゃいますが、失礼ながらあれはお相手するだけ時間の無駄なんですよね。

各スタートアップのプレゼンテーションの内容は結構具体的なものや、未発表の情報もありましたが、セミクローズな場所ということで、それら個別の話題はまた別の機会にニュースにできれば。
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