ゴルフの上達には、ショットの分析が欠かせない。しかしながら、その分析を自分だけで行うのは大変に難しい。例えばフォームだけであれば鏡を使うことなどでもチェックが可能だが、実際にボールがどのように飛んだかという情報を目視だけで確認するのは大変に難しいだろう。
そこでゴルフボールにセンサーを埋め込み、必要な情報をスマートフォンへと送信しようボールが「BALL UP」だ。このスマートゴルフボールはボール内部に通信するためのモジュールと各種情報を取得するためのセンサーを備えており、飛距離、スピードなどに加えて、スピンの情報を取得することができる。これら情報を使えば、自分のショットの改善点を自ら見つけ出すことができそうだ。
加えてユニークなのが、ロストボール防止機能だ。専用のピッチフォークを通じて Bluetooth によりスマートフォンと通信しているボールは、自身の位置を知らせることができる。これにより、ゴルフという競技にとって最大の問題となるロストボールを可能な限り防ぐことが可能だ。もちろん探し回る時間も体力も節約することができるため、よりプレーに集中できることになるだろう。
気になる価格だが、Kickstarter 上で基本セットが345ユーロ(約43,000円)となかなかお高め。そんなこともあってか、数件の支援しか得られず、残念ながらプロジェクト成立とはならなかったようだ。やはりわずかでもロストする可能性のあるボールに、そこまでの投資はできないということなのかもしれない。
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