MITなどの研究チームが優良アクセラレータープログラムのグレード式ランキングを発表

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image via. seedrankings.com
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<Pick Up> The best startup accelerators of 2016

数あるスタートアップ・アクセラレーターの中でベストはどこなのか?答えづらい問いですが、毎年SXSWではライス大学、MIT、リッチモンド大学による研チームがその答えを出してくれています。

彼らの分析はアメリカ全土のアクセラレーターからデータを採っており、最新のデータに基づいて資金調達や評価額はもちろん、サバイバル・レートやプログラムの卒業生の満足度に至るまでありとあらゆる分析を行って結論を出します。

ところでアクセラレーターとはどのような存在でしょうか?一般的に彼らは資金と助言を求めるアーリーステージのスタートアップを対象に、それを経営する若きアントレプレナー達の面倒を見る役割を果たしています。

例えば、マウンテンビューに本拠を置くY Combinatorは、10億ドル企業になったAirbnbやDropbox、Redditを輩出しています。この伝説的なアクセラレーターであるY Combinatorを真似て数多くの小さなアクセラレーターが生まれましたが、今に至るまでめぼしい実績は出ていません。

The Seed Accelerators Rankings Projectのリーダーであり、Rice’s Jones Graduate School of Business(経営大学院)でアントレプレナーシップを教えるYael Hochberg氏。同氏は他の研究員と共に150のプログラムのデータを集め、1,000人以上の卒業生を調査しています。

「メンターが一流の雰囲気を醸し出していなければ、要注意です。メンターというものは、実体験に基づいて、スタートアップに知恵を提供することが求められます」(Hochberg氏)

ところで、アクセラレーターの定義は一般的に次のようなものです。

  1. 一定期間でプログラムが終了する。
  2. そのプログラムをともに学ぶ1期ごとのグループをベースにしている。
  3. 教育やメンターシップを取り入れている。
  4. 最後は公開のピッチまたはDemo Dayで締めくくられる。
  5. 少なくとも1期に10社以上のスタートアップを送り出す。

これらアクセラレーターの評価について、去年までのランキング方式を今年から「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」というグレード方式に変更。グレードごとの総合スコアには違いがあるものの、個別のスタートアップのスコアは僅差。また、Hochberg氏が推奨するアクセラレーターであることに変わりはありません。

トップアクセラレーターの多くが、活動地域を拡大させています。日本でも様々なアクセラレーターがスタートアップ支援を行っていますが、それぞれの違いや強みが明確になる基準があれば、さらにスタートアップの側も利用しやすくなるのではないでしょうか。

「プラチナ」: 500 Startups, Alchemist, Amplify LA, Angelpad, Chicago New Venture Challenge, MuckerLab, StartX, Techstars, Y Combinator
「ゴールド」: Brandery, Capital Innovators, Dreamit, gener8tor, Healthbox, Mass Challenge, Surge
「シルバー」: Alphalab, Betaspring, Health Wildcatters, Iron Yard, Lighthouse Labs, Plug and Play, Zero to 510

via. Forbes

(執筆:RAY YAMAZAKI)