スノーボード用のセンシングツールは、Cerevo から「SNOW-1」がすでに発売されているが、同様のものを待ち望むスキーヤーも多いのではないだろうか。
プロスキーヤーたちと共同で2年以上をかけて開発された世界初のウェアラブルスキーコーチングツール Carv がKickstarterに登場、現在クラウドファンディング中だ。スキー滑走時の各データをリアルタイムで分析、イヤホンを通じて滑走中に随時フィードバックし、スキー上達のサポートをしてくれる。
スキーブーツの中に入れる1mmのインソールに48の圧力センサー、48個の圧力センサー、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計を搭載。
スキーブーツに取り付けるトラッカーは、検知されたデータを収集し計測し、データをスマートフォンに送信する役割を持つ。
そして体重のかかり具合や動きを分析し、例えばターンするたびに「後ろに重心がかかっている」「良いですね」等、リアルタイムでイヤホンからフィードバックをしてくれる。
また、ユーザーの滑る姿をiPhoneで動画撮影し(他者が撮影する必要がある)、データを Carv のクラウドサーバーにアップすることで、ユーザーの滑走データと滑走時の様子の動画を同時に確認することもできる。また GoPro との連動も可能だそうだ。
またスキージャンルにもそれぞれ対応、例えば、ジャンプをする「フリースタイル」なら、ジャンプのテイクオフ時や着地、高さのデータを計測。
「クロスカントリー」なら、左右の体重移動や踏み出すタイミングなどを計測してくれる。
バッテリー持続時間は16時間、USB経由で充電できる。
2016年4月1日までクラウドファンディング中で、目標額の5万ドル(約570万円)に対して、記事執筆時点で約16万ドル(約1,820万円)を集めている。価格は、通常版が通常版が249ドル(約2万8000円)、Carv Coachの1年間利用料付きが349ドル(約4万円)。出荷は2016年11月なので、使えるのは早くても来年のスキーになりそうだ。
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