インドの不動産サービス「Housing.com」がソフトバンクより1,500万ドルを追加調達

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<Pick Up> Housing is back in the news, raises Rs 100 crore from Softbank

ソフトバンクが2014年に出資し筆頭株主を務めるインドの不動産サービス「Housing.com」は、ソフトバンクから1,500万ドルの追加資金調達を行ったとのことだ。

2014年にソフトバンクを含む当時の株主から9000万ドル(100億円)の資金調達を行った同社だったが、その資金を使い果たし今回の追加調達にいたったという。この調達に関してHousing.comのCEO Jason Kothari氏は下記のようにコメントしている。

「ソフトバンクは投資家・アドバイザーの両面でHousingをサポートしてくれています。それは長期的な視点で当社にコミットしてくれていることも表しているでしょう。2016年が当社にとって素晴らしい年であることを信じています」

この言葉は、Housing.comにとって2015年が苦労の絶えない年であったことを示しているだろう。事業内容を不動産の賃貸から売買にシフトするにあたり300人を超える従業員のレイオフを実施。さらには共同創業者で前CEOでもあったRahul Yadav氏が投資家との対立によって解任されている。

第2のAlibaba(阿里巴巴集団)を探しているといわれているソフトバンクだが、ここ数年はアジア圏での投資活動をさらに加速させている。インドで2014年に出資したこの「Housing.com」や最大手のEコマース「Snapdeal」、配車サービス「Ola Cabs」をはじめ、東南アジアで人気の配車サービス「Grab Taxi」や、2015年には韓国のソーシャルコマース大手「Coupang」などその勢いはとどまるところを知らない。

via YourStory

(執筆:小山和之)

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