若い世代を中心にタテ向き視聴が増加傾向ーースマホ動画制作の「モバーシャル」が利用実態調査の結果発表

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スマートフォン向け動画制作会社「モバーシャル」が、動画視聴の最新動向について新たな調査結果を発表しました。前回の調査結果が公表されたのは、2015年8月。その中で、視聴する動画の長さは3分以内が最多であること、また動画視聴の際のスマートフォンの向きでは、横向きに並んで縦向きで見る傾向が増えていることがわかりました。

昨年夏頃から、スマートフォンを縦のまま動画を視聴したり投稿したりするメディアが増えているとのこと。代表例に、月間動画再生数3,700万回を突破した「C-Channel」があります。こうした動画業界全体のトレンドによって、動画のタテ向き視聴の傾向がさらに増えてきています。

20代〜50代の男女、700名を対象に行った今回の動画視聴実態調査の結果の鍵を握るのは、「片手操作」、「スキマ時間」、「1分以内」の3つのキーワードです。

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例えば、1分以内の短い動画を視聴する人の約4割は、スマホをタテ向きにしたまま動画を視聴する傾向があります。前回の調査にもあったように、特に女性は動画の長さに関係なく、スマホを「タテ向き」にして動画視聴する傾向が見られました。タテ向きに最適化された動画のメリットとしては、「片手で視聴ができる」「操作しやすい」など操作の利便性がポイントのようです。

主な調査結果は以下の通り。

・スマートフォンを「タテ向きのみ」にして視聴する人は、前回の27.6%から28.4%に微増、「ヨコ向きのみ」は、前回38.9%から33.6%に減少。

・約4割がスマホを「タテ向き」にして1分以内の動画を視聴する。

・スマホを「タテ向き」にして動画視聴する女性が増加
2015年7月の調査結果と比べて「タテ向きのみ」で動画視聴する女性(34.3%)が「ヨコ向きのみ」(33.4%)を上回る。

・年代別では、特に20代女性(41.1%)の「タテ向きのみ」で動画視聴する傾向が判明(前回35.7%)。50代女性では、「タテ向きのみ」で動画視聴する人が36.9%に増加(前回27.9%)。

・約4割の専業主婦は、動画を「タテ向きのみ」で視聴すると回答。(ヨコ:33.1%・両方:29.1%)。

・5分以上の長い動画ではタテヨコ「両方」の向きで視聴する人が増加
(5分以上の視聴:前回25.0% → 47.2%)(10分以上の視聴:前回29.9% → 35.9%)。

調査結果の詳細は、モバーシャルのページをご覧ください。

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