東南アジアの外国人旅行者向け対話型コンシェルジュサービス「Mr. Ask」がローンチ

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タイ・バンコクを拠点とするスタートアップ Aropa は3月はじめ、「Mr. Ask」のベータ版サービス開始したと明らかにした。

Mr. Ask は、多言語によるチャットベースの旅行コンシェルジュサービスで、タイなど東南アジアを旅行する外国人観光客と、長期滞在者(駐在員やビジネスマン)、地元の中産階級を対象に、旅行や生活に必要なオフラインインフラに関する情報をチャットプラットフォームを通じて提供する。

十年間にわたり、東南アジアで海外事業に従事し、法人代表の生活をしたチェ・ジェユル(최재율)氏は、2015年7月にスタートアップ Aropa を創業。彼はこの数年間、自由旅行者の需要が持続的に増える一方の観光市場が、大規模事業者を中心に構成されており、自由旅行の旅行体験を制限していた問題を、O2O ベースのITで解決しようと Mr. Ask を開発した。

ユーザは、旅先で Mr. Ask に文字を入力することで、地元の人々が知っている名所、グルメ、さまざまなアクティビティの情報の提供を受け取ることができ、些細な疑問でも Mr. Ask で問い合わせることができる。 たとえば、「サイアムのデパートの前で、200バーツでマッサージを受けられるところがあるか」「カオサンロードで300バーツ程度で食べられる有名グルメは何か」「鉄道で川辺に行くなら、BTS(バンコクのスカイトレイン)はどの駅で降りなければならないか」など、ユーザが必要とする情報のみを受けることができる。

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また、グローバルな企業が提供している宿泊、グルメ、旅行検索サービスは、単純なリスト形式で情報を提供しているため、ユーザに多くの情報選択を強いる一方、Mr. Ask ではまるで親しい知人がグルメを勧めてくれるように、ユーザが希望するカスタム情報を対話形式で提供する。これを実現するために、Mr. Ask は現地人の視点から有用と判断できるオフラインの観光インフラを、継続的に選別して情報を提供していくとしている。

Mr. Ask は英語、タイ語、韓国語サービスを優先して開始しており、まもなく日本語と中国語サービスを追加する予定だ。ベータサービス期間中は、タイ時間の午前8時〜午後5時まで運営され、Facebook ログインや Google ログイン、または、メールアドレスを入力することで誰でもサービスを利用することができる。

【原文】

【via BeSuccess】@beSUCCESSdotcom

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